テレビ映画とテレビドラマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 14:56 UTC 版)
「テレビ映画」の記事における「テレビ映画とテレビドラマ」の解説
またかつてはテレビ映画とテレビドラマとは別とする考え方があった。テレビが誕生してからしばらくの間は、スタジオでテレビカメラで撮影してそのまま生中継で放送するか、VTR(主に2インチVTRを使用)やキネコでの収録により後日に番組として放送されるドラマはテレビドラマと呼ばれ、テレビで放送されることを前提にフィルムカメラで撮影されたドラマをテレビ映画と呼ばれた。 もっとも、1960年代末までは、スタジオドラマではあるが、屋外及び野外でのシーンをフィルム撮影してそのまま放送するケースも少なくはなく、同じドラマでスタジオカメラで撮った映像とフィルムで撮った映像とが混在することは日本では決して珍しくはなかった。その後、1970年代後半に入って、ビデオ撮影のハンディカメラが広く運用されて屋外ロケーションもテレビカメラでの放送が可能となったことから、日本ではスタジオカメラとビデオカメラで全て撮影したドラマが増えて、フィルムでの撮影は激減した。現在ではテレビ映画の製作がほぼ無い状態で、テレビドラマの概念にテレビ映画が含まれている。しかしアメリカではまだテレビ映画は製作されている。ただし「外国製テレビ映画」は現在「海外ドラマ」と呼ばれている。 ここでは、ドラマとして製作されたテレビ映画(今でいうTVシリーズ、TVミニシリーズ)について述べる。またテレビ映画はアメリカからを中心に、その他のイギリスなどの国の作品も初期から入っているが、圧倒的にアメリカからの作品が多いので、ここではアメリカのテレビ事情のみ説明する。
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