テレビ映画と劇場用映画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 14:56 UTC 版)
「テレビ映画」の記事における「テレビ映画と劇場用映画」の解説
広義でいえば、劇場で上映されることを目的とした映画ではなく、テレビでの放送を目的としてフィルム撮影した映画をさす。 しかし、アメリカでは必ずしも劇場用とテレビ用とで区別されるほど当初から厳密なものではなかった。また劇場用は35mmフィルムでテレビは16mmフィルムを用いて撮影されている訳ではなく、アメリカでは最初から35mmで撮影されている。テレビ創成期には、劇場用映画でB級映画で製作されたものを、テレビ用に再編集して放映する例があった。また20世紀FOXは過去の名作の原板フィルムを一部利用して新しい出演者でテレビ用に再製作した映画を放映している。 そして、1964年にテレビジョン・ムービー(TVムービー)の出現でテレビと映画とをリンクさせる考え方が増え、日本ではTVムービーは実現しなかったが、やがてテレビ局と映画会社との提携からビデオレンタル、出版社をも含めてメディアミックスとして売り出す考え方が多くなり、テレビと映画との垣根は初期から比べると格段に低いものとなった。しかしテレビ創成期はテレビ局と映画会社は互いに争う時期があった。
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