テレビシリーズの結末
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 01:58 UTC 版)
「仮面ライダーディケイド」の記事における「テレビシリーズの結末」の解説
本作品の最終話は、ディケイドがスーパーアポロガイストを倒した後「ライダー大戦」が始まり、その戦いが終わらないまま終了しており、その続きは12月12日公開の新作映画として公開する旨が告知された。これに対する批判が放送倫理・番組向上機構(BPO)に寄せられ、審議を受けた。BPOからの質問を受けたテレビ朝日は最終話終了後に明確な区別無く映画の告知を行ったのは適切な手法ではなかったと回答し、これを受けてBPOでは配慮ある番組制作を行うように局側に伝えることとした。 テレビ朝日は「『ディケイド』のテレビシリーズでは最終話以前のレギュラー放送において、一つのエピソードが終了した後、番組のエンディングで唐突に次の「旅」の予告が始まるという演出手法をとっていました。(第105回 放送と青少年に関する委員会議事概要)」と説明した。また、白倉プロデューサーは「最終話のラストシーンは第1話で夏海が見ていた夢が現実となり、最終話と第1話を演出上繋げたのであって映画への繋ぎではなかったです(要約)」と日刊サイゾーのインタビューに答えている。一方で主演を務めた井上正大のインタビューによれば、渡された台本には「最終話」の文字が無く、最後に「つづく」と書かれていたという。 監督の石田は、台本では映画ありきの最終回ということが決まっていたことから、予告が流れたことは救いであったとしており、そのために撮影された予告は台詞も指定されていたという。 こうした波乱含みの最終回は「意識的にやった」と白倉は述べている。そもそも本作品は視聴者の興味を次番組『仮面ライダーW』へとつなぐために制作された物であり、すっきりとした結末を提示したがためにそこで視聴をやめられてしまっては目的を果たせないからである。
※この「テレビシリーズの結末」の解説は、「仮面ライダーディケイド」の解説の一部です。
「テレビシリーズの結末」を含む「仮面ライダーディケイド」の記事については、「仮面ライダーディケイド」の概要を参照ください。
- テレビシリーズの結末のページへのリンク