チャン・テウ:イ・ジェヨン-(永田博丈)
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左議政(チャイジョン:議政府の高位の役職。正一品相当)→第65話で領議政(ヨンイジョン:議政府の最高位の役職。正一品相当)に昇格。第49話より登場した前左議政。かつて老論派の首長としてその名を轟かせた人物だったが、「先王が実兄を毒殺した」と匿名で上奏した事を貞純王妃(大妃)の親族によって付きとめられてしまい、弱みを握られる形で朝廷を追放されてしまう。このことが原因で外戚を嫌うようになった。昌寧で私塾を開き儒学界の実力者として暮らしていたが、正祖を追い落とそうと目論むチェ・ソクチュにより都に呼び戻される。深い学識を備え、全国の両班から尊敬を集め、彼に従わない老論派の人間は(大妃側の者を除けば)誰一人いない。更に全土の私塾に呼び掛けて科挙を妨害したり、ストライキを起こさせるなど、両班のみならず儒生に対する影響力は絶大である。信条の相違はあれども正祖とは思想が非常に近く、老論派でありながら政務に対しては実直かつ誠実な反面、余計な混乱を起こす者は老論派の身内であろうと決して許さない。「心ある者の務めは国を正しく導く事。保身のために信念は曲げられない」と自身の信念を一切曲げず忌憚なく意見するところが正祖に信任され、王命によって左議政に再び任じられて朝廷に復帰する。鋭く本質を突いた(殆どの相手からは侮辱も同然と言える)毒舌混じりの厳しい意見を誰に対しても言い放つため、特に外戚であるホン・グギョンとは敵対関係になっていく。サンに対する一定の理解と忠誠を持っているため、クギョンが起こしたヒョイ王妃暗殺計画の調査を進言し、その全権を委ねられた。また、孝懿王妃を暗殺しようとしたホン・グギョンの処遇は当然死罪と思っていたため、彼が流刑になった事を不服に思っている。朝廷内において重きを成していく事になるが、第76話後半で全ての職を辞して隠居生活に入った。
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