タキ20350形
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「国鉄タキ38000形貨車」の記事における「タキ20350形」の解説
35 t 積ブチルアルデヒド専用車で、1980年(昭和55年)から1982年(昭和57年)にかけて5両(タキ20350 - タキ20354)が日本車輌製造にて製作された。 所有者は、日本石油輸送、日本陸運産業の2社であり、その各々の常備駅は、郡山駅、村田駅である。 化成品分類番号は「燃31」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合2(中))が標記された。 1993年(平成5年)9月に3両(タキ20350 - タキ20352)の専用種別がアセトアルデヒドシアンヒドリンに変更になった。これにより化成品分類番号標記が「毒62」(毒性の物質、毒性物質、危険性度合1(大))に変更された。 1989年(平成元年)6月に2両(タキ20353, タキ20354)が廃車になり、2007年(平成19年)10月には最後まで在籍した3両(タキ20350 - タキ20352)が除籍され、形式消滅した。
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タキ20350形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/18 16:17 UTC 版)
「国鉄タキ10300形貨車」の記事における「タキ20350形」の解説
タキ20350形は、ブチルアルデヒド専用の35t 積タンク車として1980年(昭和55年)4月8日から1982年(昭和57年)7月27日にかけて3ロット5両(タキ20350 - タキ20354)が、日本車輌製造1社にて製作された。 所有者は、日本石油輸送、及び日本陸運産業の2社であり、その常備駅は福島県の郡山駅、京葉臨海鉄道臨海本線の村田駅(現・千葉貨物駅)である。 化成品分類番号は「燃31」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合2(中))が標記された。 1993年(平成5年)9月に3両(タキ20350 - タキ20352)の専用種別変更が行われ、アセトアルデヒドシアンヒトリン専用となった。これに伴う形式変更は発生しなかったが化成品分類番号が「毒62」(毒性の物質、毒性物質、危険性度合1(大))に改められた。 タンク体は、ステンレス鋼(SUS304L)製であり、荷役方式は液入管からの上入れ・窒素加圧を使用した液出管による上出し式である。窒素管、液出管はS字管を装備している。 車体色はタキ20350 - タキ20352が銀色(ステンレス鋼地色)、タキ20353以降が黒色であり、寸法関係は13,600mm、全幅は2,718mm、全高は3,801mm、台車中心間距離は9,400mm、実容積は43.5m3、自重は16.0t、換算両数は積車5.0、空車1.6である。台車はコロ軸受・コイルばね式のTR225である。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車の車籍がJR貨物に継承されたが、1989年(平成元年)6月に2両(タキ20353・タキ20354)が廃車になり、1995年(平成7年)度末時点では3両(タキ20350 - タキ20352)が現存していたが、2007年(平成19年)10月に3両が一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。
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