ソレノイドアクチュエータとは? わかりやすく解説

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ソレノイドアクチュエータ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 03:30 UTC 版)

ソレノイド」の記事における「ソレノイドアクチュエータ」の解説

工学分野などでは、ソレノイドの語でそれを使うアクチュエータなど電磁石応用作動機構を略称することが多く電磁弁ソレノイドバルブ)を略すこともある。ソレノイドアクチュエータでスイッチを動かす電磁継電器をソレノイドスイッチともいう。 ソレノイド内に可動設置し電流を流すことで電磁力を得ることができる。電磁力によって運動できる範囲が狭い(ストロークが短い)が、入りソレノイドまたは鉄心入り複巻コイル小形電磁力強く高速応答得られるので、油圧シリンダー空気圧シリンダー制御自動車用燃料噴射装置インジェクター開弁制御など、電磁力による制御器に使われている。 ソレノイドアクチュエータと電磁石相違は、前者可動を持つのに対し後者固定され可動部がない点である。 ソレノイドには、次のような分類がある。 リニアとロータリー 電磁力可動磁性体作用させた場合作動方向直線 (linear) または回転 (rotary) かを区別するために付けられる。 AC交流)とDC直流ACソレノイド可動吸引させる力が一定で、動作速度比較速い(約10[m/s])。可動鉄心ロックして所定ストロークをしない場合引き付け位置より遠いほど高電流流れるため、保護装置が働く場合がある。DCソレノイドACソレノイドよりも小さく音も小さいが、可動位置によって吸引させる力が変化して動作速度遅く電気的負荷一定という特徴をもつ。 プッシュ形、プル形およびプッシュプル形 コイル部が可動部働きかける構造よる。プッシュ (push) 形はコイルから磁性体押し出すプル (pull) 形はコイル磁性体吸引するプッシュプル (push-pull) 形はコイル2つ有し、押す・吸引2つのコイル利用した構造区別する場合利用される

※この「ソレノイドアクチュエータ」の解説は、「ソレノイド」の解説の一部です。
「ソレノイドアクチュエータ」を含む「ソレノイド」の記事については、「ソレノイド」の概要を参照ください。

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