ゼビ語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 05:26 UTC 版)
本作の背景設定にリアリティを持たせるため、遠藤雅伸はゼビ語という独自の設定を創作した。ただし、内容的には主に名詞の造語にとどまり、人工言語という水準には全く達していない。おかげで、New Space Orderでゼビ語を採用しようとしたスタッフらは、古い記録を漁っても文法が存在しないことに焦り、結局足りない部分は独自に作るという結論に至った。本作に登場する自機や敵機の名前は、ゼビ語に基づいている。 「ソル・バルウ」はゼビ語で「太陽の鳥」、「ガル」は「大きい」、「ボザ」は「連結」、「ギド」は「速い」、「ブラグ」は「真の、純な」を意味する。他に「イル・ドークト」は「冷たい(固定された)ESP」、「ガスト・ノッチ」は「絶好調」、「エケモゴーザ」は「ゴハンの時間です」、「オルド・ザカート・グルゼーガ」は「黄色い魔法の楽団」すなわちYMO。 ゼビ語の語感は、富野由悠季のアニメ作品に登場する固有名詞の独特な語感(遠藤は“違和感”と表現)を意識している。ゲームにSFアニメ的なエッセンスを加えるために行った設定といえる。 ゼビ語では、16進数のゼビ数字が用いられている。ゼビ数字は正方形に1本の対角線を加えた図形で表現され、それぞれの線分に0,1,2,4,8,の数価がある。それらを加算して0から15を表す。 0123456789101112131415ZOP AH SHEO OLI XEVI REF FAR SOPIA GAU RUQ PUSTO PIQ VEEO PHES SOLITA KURTO ゾプ ア シオ オリ ゼビ レフ ファー ソピア ガウ ルク パストー ピク ヴィオ フェス ソリタ クルト 二桁以上の数は16進数表記に直したゼビ数字を続けて発音する。例えば十進数の111は、16進数の6F(16×6+15)に直し、二桁目の6に対応する「ファー」と一桁目のF(15)の「クルト」を合わせ、「ファークルト」となる。 「ゼビウス」は、「4番目」の「星」の意味である。 続編『スーパーゼビウス』のタイトルについて、後日ファンから「なぜスーパーに相当するゼビ語を使って『○○ゼビウス』と名付けなかったのか」と聞かれた遠藤は「その発想がまったくなかった」と回答している。
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ゼビ語
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「ノーコン・キッド 〜ぼくらのゲーム史〜」の記事における「ゼビ語」の解説
『ゼビウス』のリアリティを深めるために設定された独自言語。作中で木戸は「グワッシャ(発進)」「ガスト・ノッチ(絶好調)」を使用している。また、KIDの攻略ノートの表紙にはゼビ文字が書かれている。
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