スマイルサークルの設立
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機能性食品開発のバイオベンチャーを経て、2008年に食品会社のコンサルタント業や百貨店のバイヤー代行も行うスマイルサークルを設立。「丁寧においしい食品を作っているのに商売が下手な生産者」にかわって販路拡大、商品開発を担う。兵庫県・芦屋市と東京都・六本木に店舗を展開。機能性食品を開発するベンチャー企業勤務時代には、「うちの商品だけは絶対に買うなと家族に言っている」と話す大手食品会社工場長に出会うなど、食品添加物など日本の食品業界の闇を知り、「安心、安全で本当においしいもの」を広める仕事をしたいとの思いからの起業であった。無添加でかつ美味しいものの探求が始まる。前職が、食品添加物を研究・開発する企業であったこともあり、そもそも何でこんなに添加物が多いのか、という疑問を抱き始めた。日本が認可している添加物は1800種類以上。これは世界一の数字であり「日本が世界一のガン大国なのは、世界でもっとも添加物を摂取しているからじゃないか」とする仮説を立てる。しかし、現状の日本の環境で完全無添加の生活は現実的ではなく、外食もしづらく家族や友人との人間関係にストレスがかかる。そこで岩城が提案するのが、「8:2の法則」である。2割くらいは、添加物が入った食品やジャンクな食品も摂取してもよいのではないかとする妥協案である。そのためには、「自分が何を食べているか、わかって食べること」が重要であると感じるに至る。 また日の当たっていない地方の美味しい食品、将来にまで残せる高品質の食品の発掘、事業者がそうした商品を作り続けることのできる環境の保全、後継者問題などに取り組んでいる。
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