ステガノグラフィ
ステガノグラフィとは、データを秘密状態でやり取りするための技術の一種で、あるデータを他のデータの中に埋め込んで所在を秘匿する技術のことである。
ステガノグラフィでは、画像データのように冗長性を持ったデータの中に隠したいデータを織り込ませることで所在を隠す手法が取られる。一般的な情報の秘匿手段である暗号化とは異なり、情報の存在自体を外からは判別できなくすることができる長所を持っている。ステガノグラフィの技術は、画像データに著作権情報を追加する電子透かし技術などに応用されている。
ステガノグラフィー
ステガノグラフィ (Steganography)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/28 08:31 UTC 版)
「コンピュータ・フォレンジクス」の記事における「ステガノグラフィ (Steganography)」の解説
データを隠蔽する手法として、ステガノグラフィがある。これは、画像などのバイナリファイルの中にデータを埋め込んで隠す手法である。使用例としては、児童ポルノなどの違法なデータの隠蔽が挙げられる。この手法への対策としては、ハッシュ値の比較がある。証拠物の中の一見無害なファイルのハッシュ値と、そのオリジナルのファイル(入手できれば)のハッシュ値を比較し、相違があればファイル内容にも相違があり、違法データが埋め込まれている可能性があると看破できる。
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