『ステガノグラフィア』とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 『ステガノグラフィア』の意味・解説 

『ステガノグラフィア』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 21:49 UTC 版)

ヨハンネス・トリテミウス」の記事における「『ステガノグラフィア』」の解説

トリテミウスの最も有名な著作は『ステガノグラフイア』(『暗号記法』『秘密記法』『秘密書法』)である。1499年ごろ執筆死後の1606年フランクフルトにて出版それ以前写本出回っており、コルネリウス・アグリッパやヨーハン・ヴァイヤーは読むことができた)、1609年禁書目録記載され1900年禁書目録より除かれた。刊本三巻まであり、表面上、魔術論じたもののよう思われ、特に、精霊使ってはるか遠方通信する方法論じたもののよう読み取れる本書出版される前から原稿写本見た人々魔術的呪文満ちた書物との印象与え、芳しからぬ評判得たが、1606年出版されてからは、魔術無関係な暗号方法述べた本として擁護する人々出始めた。17世紀のファン・カラミュエル・イ・ロプコーヴィッツやヴォルフガンク・エルネスト・ハイデルの分析によって第一二巻解読鍵が明らかになって以来実際に暗号理論ステガノグラフィーに関する本として知られるようになった。そこに見られる天使精霊の名は、便宜上使われ記号解釈することができる。近年まで第三巻魔術に関するものと広く信じられてきたが、今では“魔術めいた”式文もさらに別の暗号記法を内容とした秘密であったことが証明されている。現代暗号分野であるステガノグラフィー呼称はこの本の題名借りたのである

※この「『ステガノグラフィア』」の解説は、「ヨハンネス・トリテミウス」の解説の一部です。
「『ステガノグラフィア』」を含む「ヨハンネス・トリテミウス」の記事については、「ヨハンネス・トリテミウス」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「『ステガノグラフィア』」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「『ステガノグラフィア』」の関連用語

『ステガノグラフィア』のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



『ステガノグラフィア』のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのヨハンネス・トリテミウス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS