シリーズ化の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 05:18 UTC 版)
「600万ドルの男」の記事における「シリーズ化の経緯」の解説
1973年、映画「宇宙からの脱出」の原作を書いたことでも知られる作家、マーティン・ケイディンが、小説『サイボーグ ("Cyborg")』を発表。これを原作として、同年、90分枠のテレビ映画「サイボーグ大作戦 ("The Six Million Dollar Man")」が制作された。スティーブ・オースティン(リー・メジャース)が事故に合い、サイボーグ化されて、特殊任務に就くようになるまでが描かれている。スティーブの上司となるのは、OSO(Office of Strategic Operations)のオリバー・スペンサーで、「事件記者コルチャック」で主演したダーレン・マクギャヴィンが演じている。また、スティーブにサイボーグ化手術を施すルディ・ウェルズ博士役は、マーティン・バルサムだった。 「サイボーグ大作戦」が好評だったため、直ちに続編の「ミサイル大爆発! 核兵器売ります ("Wine,Women and War")」が作られた。このとき、スティーブの上司が、ケイディンの原作に登場したオスカー・ゴールドマン(リチャード・アンダーソン)に変更される一方、所属組織はOSOからOSIへと改められた。ウェルズ博士役も、アラン・オッペンハイマーに替わっている。ストーリーそのものは、マーティン・ケイディン作ではなく、テレビ用オリジナル・ストーリーだった。90分枠作品だが、日本では「サイボーグ危機一髪(600万ドルの男)」の中で、前後編に分けて放送された。 次いで、やはり90分枠の、「対決! サイボーグ国際誘拐シンジケート ("The Solid Gold Kidnapping")」が制作され(日本では同タイトルで1977年6月25日、テレビ朝日「土曜映画劇場(最終回)」で初放映。)、以上3作がパイロット版と呼ばれている。 翌1974年になって、60分枠で週1回放送のシリーズとなった。なお、原作者のマーティン・ケイディンは、テレビ・シリーズとは別個に、スティーブ・オースティンを主人公とした『サイボーグ』の続編三冊を書いている。
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