シリアルポートの一般的な適用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/29 06:06 UTC 版)
「シリアルポート」の記事における「シリアルポートの一般的な適用」の解説
専門的なデバイスや特注のデバイスの多くはRS-232規格を使用する。以下の一覧にはPCのシリアルポートに接続される、より一般的なデバイスがいくつか含まれる。これらデバイスの中には容易に使用できるものがある一方、モデムやシリアルマウスのように使用されなくなったものもある。 シリアルポートにたいていの種類のマイクロコントローラが付属していることは最早当然であり、PCや他のシリアルデバイスと通信するためにこれらのシリアルポートを使用できる。 ダイヤルアップモデム ルーター、スイッチ、ファイアウォール、ロードバランサのようなネットワーク装置の設定や管理 GPS受信機(一般的には4,800 bit/sのNMEA 0183) バーコードスキャナや他のPOSデバイス LEDおよびLCDテキストディスプレイ 衛星電話、低スピード衛星モデムおよび他の衛星基盤のトランシーバーデバイス 外部のコンピュータ、他のAV構成部品、またはリモートで画面機能を制御するフラットスクリーン(LCDやプラズマ)モニタ デジタル回路計や計量機のような検査および計測装置 様々なコンシューマデバイスの更新ファームウェア いくつかのCNCコントローラ 無停電電源装置 ステノグラフィーやステノタイプマシン 別コンピュータで稼動するソフトウェアデバッガ 工業用フィールドバス プリンター コンピュータ端末、テレタイプ 古いデジタルカメラ ネットワーク接続(230.4 kbit/sのRS-422を使用するMacintosh AppleTalk) シリアルマウス 古いGSM携帯電話 いくつかの望遠鏡 IDEハードドライブ修繕 シリアルポートへの制御信号はスイッチで容易にオンオフが可能なため、上記の適用の中には、シリアルデータを取り交わすことなく外部デバイスを監視するためにシリアルポートの制御回線を使用するものもあった。この原理を用いた一般的な商用適用としては、「電飾損失」、「バッテリー低下警告」そして他のステータス情報信号のために制御回線を使用する無停電電源装置の一部のモデルがあった。モールス符号トレーニングソフトの中には、実際のコード使用をシミュレートするため、シリアルポートへ接続されるコードキーを使用していたものも少なからずあった。トレーニングソフトがモールス符号を解読できるので、シリアルポートのステータスビットを非常に迅速かつ予測可能な時間で実際にサンプリングすることが可能であった。
※この「シリアルポートの一般的な適用」の解説は、「シリアルポート」の解説の一部です。
「シリアルポートの一般的な適用」を含む「シリアルポート」の記事については、「シリアルポート」の概要を参照ください。
- シリアルポートの一般的な適用のページへのリンク