ショップブランドパソコンのOEM供給
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 18:33 UTC 版)
「マウスコンピューター」の記事における「ショップブランドパソコンのOEM供給」の解説
EMSの商品特性上、店頭で名前は表に出ないもののコストパフォーマンスに強みを持ち、MCJグループのエムヴィケーと共にショップブランドのOEM供給という形で幅広い販路を持っている。 ヨドバシカメラ (「PLEZO」「i-Friend」) 、ベイシア電器 (「BEST VALUE PC」) 、コジマ (iiyamaブランド、STRAIGHT PC) などの家電量販店や、PC DEPOT (「ADVANCE」「OZZIO」) 、エディオングループ (「E-GG+」) 、ソフマップ(「バーガーパソコン」)[要出典]などのショップブランド、過去にはヤマダ電機やケーズデンキ (「my-pc」) 、ビックカメラ、ムラウチ電気やフロンティア神代にも卸していた[要出典]。 家電量販店での販売は2003年度に急速に伸び、約10社に約12万台を納品し約180店舗で販売していた。ショップブランドは家電量販店にとって競合他社と差別化を図り、周辺機器を一緒に売るための商材として魅力がある。一方で店員にとっては小売単価が低く勤務評価に結びつきにくいことや初心者向きではないため、売りにくいという意見もある[要出典]。この市場は競争が激化しており、また家電量販店とは販売実績が伸びなければそのメーカー製品が店頭から短期間で姿を消すこともある厳しい業界であるが、量販店向けに約34億円(2003年度)を売り上げており、財務数値を見る限り相当売れていたことは事実である。 その様な状況下で、2004年、当時の大口販売ルートの1つであったヤマダ電機は同業のKOUZIROを子会社化し、BTO・ホワイトボックスパソコンを同社の「FRONTIER」ブランドの製品に事実上一元化した。このことを契機に、ヤマダ電機ではマウスコンピューター製品の取り扱いが終了した。一方で、他の家電量販店チェーンではゲートウェイのイーマシンズなどが続々と参入し競合関係となった。2007年から2008年にかけてはデルやヒューレットパッカードが量販店での販売に参入している。ソーテックがオンキヨーに、ゲートウェイがエイサーに買収され、2012年にはオンキヨーが量販店販売を休止するなど、市況は年単位で刻々と変化している。 なお、マウスコンピューター製のパソコンについては、OEM供給した製品のサポートも一括して担当している。そのため、パソコンショップや家電量販店で購入したショップブランドのパソコンについて、サポート連絡先がその購入店舗ではなくマウスコンピューターであったという話は多く聞かれる。パソコンのケースのどこかにアルファベットの「U」から始まる9桁の番号 (例: U10xxxxxxx) のバーコードのシールが貼付されている。このシールが貼付されている製品については、ショップブランドにOEM供給されているパソコンであっても、製品保証・電話サポート・修理は販売店ではなくマウスコンピューターが受け持っている[要出典]。
※この「ショップブランドパソコンのOEM供給」の解説は、「マウスコンピューター」の解説の一部です。
「ショップブランドパソコンのOEM供給」を含む「マウスコンピューター」の記事については、「マウスコンピューター」の概要を参照ください。
- ショップブランドパソコンのOEM供給のページへのリンク