シアナミド
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/13 07:20 UTC 版)
シアナミド | |
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Cyanamide, |
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別称
Amidocyanogen, carbamonitrile, carbimide, carbodiimide, cyanoamine, cyanoazane, N-cyanoamine, cyanogenamide, cyanogen nitride, hydrogen cyanamide
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識別情報 | |
3D model (JSmol)
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ChEMBL | |
ChemSpider | |
ECHA InfoCard | 100.006.358 |
EC番号 |
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KEGG | |
PubChem CID
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RTECS number |
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UNII | |
国連/北米番号 | 2811 |
CompTox Dashboard (EPA)
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特性 | |
化学式 | CH2N2 |
モル質量 | 42.040g/mol |
外観 | 無色針状結晶 |
密度 | 1.28g/cm3 |
融点 | 44 °C, 317 K, 111 °F |
沸点 | 260 °C, 533 K, 500 °F (分解 |
水への溶解度 | 77.5g/100ml(15°C) 85g/100ml(25°C) |
有機溶媒への溶解度 | 可溶 |
危険性 | |
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |
引火点 | 141°C, 414K |
関連する物質 | |
関連物質 | カルシウムシアナミド |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
シアナミド(Cyanamide)とは、分子式 CN2H2 で表される化合物である。化成品原料や肥料として利用される物質であり、酒を飲むと即座に二日酔いに似た状態にしてアルコール依存症を止めさせる医薬品である抗酒薬としても使用される[1]。
1910年には年間約2万トンを生産する工場が、ドイツ・イタリア・カナダ・フランス・および日本で操業されていた。1913年には生産量が10倍に増大し、1918年には戦時下の肥料と軍需向け窒素需要のために、年産は60万トンまで上昇した。1939年からメラミン樹脂の材料として生産量が増大した。1962年、世界総生産量は900万トンを超えた。この時の主要生産国は西ドイツ・日本・アメリカ合衆国であった。
製法
カルシウムシアナミドを水と反応させ、二酸化炭素を溶液に通じると、シアナミド水溶液が得られる。
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