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シアナミド

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/30 01:29 UTC 版)

シアナミド
識別情報
CAS登録番号 420-04-2 
PubChem 9864
ChemSpider 9480 
UNII 21CP7826LC 
EC番号 206-992-3
国連/北米番号 2811
KEGG D00123 
ChEMBL CHEMBL56279 
RTECS番号 GS5950000
特性
化学式 CH2N2
モル質量 42.040g/mol
外観 無色針状結晶
密度 1.28g/cm3
融点

44 °C, 317 K, 111 °F

沸点

260 °C, 533 K, 500 °F (分解
6.7 Paで83 °C
2.5kPaで140°C)

への溶解度 77.5g/100ml(15°C)
85g/100ml(25°C)
有機溶媒への溶解度 可溶
危険性
安全データシート(外部リンク) ICSC 0424
EU分類 Toxic(T
EU Index 615-013-00-2
NFPA 704
1
4
3
Rフレーズ R21 R25 R36/38 R43
Sフレーズ S1/2 S3 S22 S36/37 S45
引火点 141°C, 414K
関連する物質
関連物質 カルシウムシアナミド
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

シアナミド(Cyanamide)とは、分子式 CN2H2 で表される化合物である。化成品原料や肥料として利用される物質であり、酒を飲むと即座に二日酔いに似た状態にしてアルコール依存症を止めさせる医薬品である抗酒薬としても使用される[1]

1910年には年間約2万トンを生産する工場が、ドイツ・イタリア・カナダ・フランス・および日本で操業されていた。1913年には生産量が10倍に増大し、1918年には戦時下の肥料と軍需向け窒素需要のために、年産は60万トンまで上昇した。1939年からメラミン樹脂の材料として生産量が増大した。1962年、世界総生産量は900万トンを超えた。この時の主要生産国は西ドイツ・日本・アメリカ合衆国であった。

製法

カルシウムシアナミドを水と反応させ、二酸化炭素を溶液に通じると、シアナミド水溶液が得られる。




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