サンディエゴ・パドレス、フロリダ・マーリンズ
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「デレク・リー」の記事における「サンディエゴ・パドレス、フロリダ・マーリンズ」の解説
1994年のドラフトでサンディエゴ・パドレスから1巡目(全体14位)指名され入団。1995年・1996年と2年連続でパドレス傘下マイナーリーグの最優秀選手に選出された。特に1996年はAA級サザンリーグでも最優秀選手に選出されており、『ベースボール・アメリカ』の有望株ランキングでもアンドリュー・ジョーンズに次ぐ2位となった。 1997年4月28日にマーリンズ戦でメジャーデビューを果たす。同日から5月12日までメジャーに在籍し、その後一旦はマイナーに降格されたが9月2日に再昇格。計22試合に出場し打率.259という成績を残した。シーズン終了後の12月、ケビン・ブラウンとのトレードで他2選手とともに、デビュー戦の相手だったフロリダ・マーリンズ(現:マイアミ・マーリンズ)に移籍。以後6年間在籍することとなる。 移籍1年目の1998年は17本塁打・74打点を記録。新人王受賞資格を持つ選手の中では、打点はリーグ2位、本塁打は同3位の好成績だった。続く1999年は試合出場数が70にとどまったが、2000年には158試合に出場して打率.281・28本塁打・70打点を記録した。2002年には球団史上2人目となる全試合出場を達成し、打率.270・27本塁打・86打点という成績を残した。 2003年にはチームの中軸として、自身初となる30本塁打・20盗塁を記録。この年にこれを達成したのは、リーの他にはアルフォンソ・ソリアーノしかいない。マーリンズはワイルドカードとしてポストシーズンに進出し、ワールドシリーズに出場。同シリーズでもヤンキースを4勝2敗で下し、世界一となった。リーはリーグ優勝決定戦で打率.188・OPS.579、ワールドシリーズでは打率.208・OPS.448と不振に陥ったが、自身初の世界一を経験したうえ、シーズン終了後にはゴールドグラブ賞も初めて受賞した。 しかしその後、低予算球団のマーリンズは年俸総額削減のためにリーをトレードでシカゴ・カブスに放出した。リーは移籍直後、カブスと3年総額2,250万ドルという新たな契約を結んだ。
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