サンダーフォースVI
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「サンダーフォース」の記事における「サンダーフォースVI」の解説
テクノソフト関連の版権の所持者の許諾を経て、セガから正式に発表された、約11年振りの続編であり、セガ最後のPlayStation 2用ソフトであった。企画はゾルゲール哲(クレジット名は本名の岡野哲)。開発元については「事情があって明かせない」として公表されていない。ビデオゲームバー「16SHOTS」の2周年記念イベント「東京ゲー大」や、INHによるインターネットラジオ番組『違いの分かるラジオ』第27回では、ガルチが関与していることが口頭で説明されているが、エンドクレジット等に明示的な表記が一切無く、どの程度関与していたのかは不明である。 最初に本作の存在を示唆したのは版権所有者サイドだった。後述する『BROKEN THUNDER』が発売された直後、テクノソフトのWebサイト跡地に『サンダーフォース』の著作権を保持していることと、『サンダーフォース』の復活を示唆する内容の平易な英文が掲載された。そして2008年7月初旬、その文章はより直接的な内容へと変更され、同時に『サンダーフォースVI』の発売を正式に発表。併せて、株式会社セガのWebサイト内に公式サイトが作成された。当初はスペルミスも見られ、ほぼ情報の無い、ニュースリリースに合わせ慌てて作ったようなサイトで、追って情報やプロモーションムービーが公開されていった。 同プロデューサーの作品『セガガガ』にゲーム内ゲームとして収録されているシューティングゲーム『R720』と、同作で見ることができる『サンダーフォースVIイメージムービー』に登場する「SYRINX」が本作の自機として登場しているが、本作はR720はもちろん、このイメージムービーとも全く別内容のものである。 BGMはTAMAYO、古川もとあき、佐藤豪ら、他社シューティングに代表作を持つ作曲家を揃えている。過去作BGMのアレンジは多くのセガ作品に参加した金子剛が担当したが、当初は隠れ面という設定で『セガガガ』のアレンジ一曲での参加だったらしい。その後、オファーされオリジナル曲を作ったが折り合いがつかず、一度参加を断っている。断った後、アレンジの依頼を再度され現在に至る。前作のアレンジについては金子にとっても不本意だったらしい。2008年のイベントの中で、ゾルゲールは最初に公開したプロモーションムービーのSEが貧弱であるという指摘があったことを明らかにし、「製品版ではちゃんとした効果音が鳴っている」と主張したが、製品版でもほとんど変化は無かった。
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