サルヴァトーレ・フェラガモとは? わかりやすく解説

フェラガモ【Salvatore Ferragamo】


サルヴァトーレ・フェラガモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/20 04:55 UTC 版)

サルヴァトーレ・フェラガモ

サルヴァトーレ・フェラガモフェッラガーモイタリア語: Salvatore Ferragamo1898年6月5日 - 1960年8月7日)は、イタリアファッションデザイナー

また、同デザイナーにより設立されたファッションブランド、および同ブランドを展開する企業。をメイン商品として展開する。フェラガモと略すことも多い。

人物

サルヴァトーレ・フェラガモは、イタリア南部カンパニア州アヴェッリーノ県ボニートで生まれた[1]。大家族で14人兄弟のうちの11番目だった。最初にサルヴァトーレが靴を作ったのは9歳の時で、教会の儀式に参加する妹の靴だったという。11歳の時、自宅で靴屋を開業、15歳でアメリカのカウボーイブーツの工場で働いていた兄弟の一人がいるボストンに渡る。その後カリフォルニアに移り、サンタバーバラで映画の衣装として靴を製作したり、ハリウッド俳優らを顧客にし「スターの靴職人」と名声を集める。また、足を痛めない靴を製作するため、南カリフォルニア大学解剖学を修めた。1927年、13年間いたアメリカからイタリアに戻りフィレンツェで「サルヴァトーレ・フェラガモ」を開業。大恐慌の余波を受け1933年一度倒産するが、イランソラヤー・エスファンディヤーリー・バフティヤーリー元王妃などの王侯、インドマハラニなどの貴族エヴァ・ペロン等の有名人の顧客を獲得し復興した。

その他、顧客にはイングリッド・バーグマンマリリン・モンローオードリー・ヘプバーンソフィア・ローレンマレーネ・ディートリヒジュディ・ガーランドカルメン・ミランダキャサリン・ヘプバーングレタ・ガルボグロリア・スワンソンメアリー・ピックフォードリタ・ヘイワースエヴァ・ガードナーゲイリー・クーパーローレン・バコールジーン・ティアニークローデット・コルベールシルヴァーナ・マンガーノポーレット・ゴダードアンナ・マニャーニヴィヴィアン・リーベティ・デイヴィスラナ・ターナーなど多数のイタリアやハリウッドの映画俳優がいた。

1947年に発表され、革命的と言われた「見えない靴」、ウェッジ・ヒール、プラットフォーム・ソールなどを生み出し、数々の特許を取得した。

主な受賞歴

  • ニーマン・マーカス賞(1947年)

ブランドとしてのフェラガモ

フィレンツェ・スピーニ・フェローニ宮殿内の本社

彼の死後もブランド「サルヴァトーレ・フェラガモ」はフィレンツェを本拠地とした同族経営の会社として妻ワンダや子供たちに受け継がれ、世界でも有数のトータルファッションブランドとなっている。

本社と博物館がフィレンツェ、スピーニ・フェローニ宮殿イタリア語版にある。

脚注

  1. ^ クルマを選ぶように、フェラガモを選ぶ”. GQ JAPAN (2018年3月26日). 2018年8月13日閲覧。

外部リンク


サルヴァトーレ・フェラガモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 11:25 UTC 版)

オードリー・ヘプバーン」の記事における「サルヴァトーレ・フェラガモ」の解説

イタリアの靴デザイナーであるサルヴァトーレ・フェラガモとは1954年から親交があり、ヘプバーンの足の木型は現在でもフィレンツェのサルヴァトーレ・フェラガモ博物館所蔵している。1999年にはそのフェラガモ博物館で「オードリー・ヘプバーン:私のスタイルAudrey Hepburn, a woman, the style)」と銘打った展示会開かれ2000年〜2001年には日本各地巡回した。この展示会ヘプバーン映画私生活での衣装や靴、写真など大量に展示される大規模な展示会だった。フェラガモ虐待児童ケアするオードリー・ヘプバーン・チルドレンズ・ハウスを作る資金集めると発表し、この展示会収益もこれに充てられた。(2004年2009年には息子ショーンによって、「timeless audrey」展という大規模な展示会世界で開かれた。こちらも世界先駆けて2004年2005年日本全国巡回している。)

※この「サルヴァトーレ・フェラガモ」の解説は、「オードリー・ヘプバーン」の解説の一部です。
「サルヴァトーレ・フェラガモ」を含む「オードリー・ヘプバーン」の記事については、「オードリー・ヘプバーン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「サルヴァトーレ・フェラガモ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サルヴァトーレ・フェラガモ」の関連用語

サルヴァトーレ・フェラガモのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サルヴァトーレ・フェラガモのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサルヴァトーレ・フェラガモ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのオードリー・ヘプバーン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS