サマークリスタル【サマークリスタル】(果樹)
登録番号 | 第12589号 | |
登録年月日 | 2005年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | サマークリスタル よみ:サマークリスタル | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 田尻勝博、宮澤孝幸、塚原一幸、小松宏光、峯村万貴、茂原泉、臼田彰、山下裕之、羽生田忠敬 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「スイートネクタリン晶光」に「NJN76」を交配して育成されたものであり、果実の外観が円、果実の大きさが中、果皮の地色及び果肉の色が白、育成地(長野県須坂市)では7月中旬に成熟するネクタリンである。樹姿は中間、樹の大きさは大、樹勢は中である。枝梢の太さは中、節間長は長、枝梢の色は赤褐である。葉の形は中、葉縁の波打ちは多、葉の大きさは中、葉の色は緑、蜜腺の形は腎である。花形は普通咲、花の大きさは大、花弁の数は少、形は楕円、波打ちは有、大きさは中、色は桃、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は黄、がく筒の形は鐘である。果実の外観は円、果頂部の形は凹、凹み及び梗あの深さは深、広さは中、赤道部の縫合線は浅、果実の大きさは中、果皮の地色は白、着色の多少は極多、濃さは濃、形は全面である。切った直後の果肉の色は白、果肉内の着色は少、核周囲の着色は無、果肉繊維の多少は少、果皮の剥離性は易、肉質は溶質、果汁の多少は多、甘味は中、酸味は少、渋味及び苦味は無、香気は少である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は楕円、大きさは大、色は淡褐、核面の粗滑は中ある。開花期及び発芽期は中、成熟期(花の満開から成熟までの日数)は81~90日で育成地においては7月中旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少及び核割れの多少は少、裂果は微である。「ミス・りか」と比較して、酸味が少ないこと、核が大きいこと等で、「スイートネクタリン晶光」と比較して、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に長野県果樹試験場(須坂市)において、「スイートネクタリン晶光」に「NJN76」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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