サザンオールスターズ・桑田佳祐とのエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 19:26 UTC 版)
「三波春夫」の記事における「サザンオールスターズ・桑田佳祐とのエピソード」の解説
第33回NHK紅白歌合戦に「チャコの海岸物語」で出場したサザンオールスターズの桑田佳祐は当時国民的歌手とまで言われた三波(サザンの1つ前の位置で歌唱)を真似ながら登場。三波は同番組の常連であり、本人も舞台袖のモニターでこのシーンを目の当たりにしていた。派手な着物と顔は白塗りといった格好で、演歌調で歌い、曲の間奏中に「神様です」「国民の皆様、ありがとうございます。我々放送禁止も数多くございますが、こうやって、いけしゃあしゃあとNHKに出させていただいております。とにかく、受信料は払いましょう! 裏番組はビデオで見ましょう!」などの発言をし、後半部は松田弘以外の男性メンバー(関口和之・野沢秀行・大森隆志)がひしめき合って歌うなどのパフォーマンスを行った。 当時は現在と違い非常に厳粛な雰囲気であった紅白の中で、桑田のパフォーマンスは視聴者から大バッシングを受けた。桑田はこのパフォーマンスについて特別な意味・意図はない事と「ノッてただけ」「浮かれてた」「演ったあの場では楽しかった」事を後に著書「ブルー・ノート・スケール」で述べている。 ちなみに、三波は1998年のサザンのライブ『スーパーライブ in 渚園 モロ出し祭り 〜過剰サービスに鰻はネットリ父ウットリ〜』のチケットの発売を伝える新聞広告でコメントを寄稿しており、当時の紅白に関するエピソードが語られ、得点集計コーナーで三波と桑田が並んだ際に客席から大爆笑が起こった事と、「(共演した際の印象として)彼の笑顔には真摯な緊張があったような……」「(前日に桑田の殺陣の動きが気になりアドバイスした際の印象として)素直にうなずく表情がとてもかわいい人でした」と桑田の印象と人柄を語り、「(デビューから数えて)20年の歳月は、人間の心を知る見事な歌手を育てました」「更なる精進と活躍を祈ります」と称賛している。 桑田は2013年と2018年にAct Against AIDSの一環として行われた『昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦』『平成三十年度! 第三回ひとり紅白歌合戦』で、三波の「東京五輪音頭」「世界の国からこんにちは」をカバーした。
※この「サザンオールスターズ・桑田佳祐とのエピソード」の解説は、「三波春夫」の解説の一部です。
「サザンオールスターズ・桑田佳祐とのエピソード」を含む「三波春夫」の記事については、「三波春夫」の概要を参照ください。
- サザンオールスターズ・桑田佳祐とのエピソードのページへのリンク