コンゴ災害支援・防災学校プロジェクト
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「中村雄一 (なかよし学園)」の記事における「コンゴ災害支援・防災学校プロジェクト」の解説
2021年5月22日に噴火したコンゴ民主共和国ニーラゴンゴ火山災害において、現地スタッフから一報を受けた中村は日本で募金活動を開始。「コンゴ火山被害なかよし募金」として被災後3週間の間約200万円の寄付を集め現地に義援金として送金し、被災者の水と食料、毛布の配布を行った。(繊維ニュース2021年9月7日朝刊) また、同年8月に現地入りして災害支援活動を行った中村は北キヴ州ゴマに「なかよし防災学校」を設立。同学校の設立にあたっては日本で火山災害の経験を持つ長崎県島原市、雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)、鹿児島県鹿児島市、京都大学防災研究所の協力を得て、日本の災害の取り組みを現地で紹介。雲仙岳災害記念館館長の杉本伸一氏は同学校に「普賢岳の災害の体験を共有し、皆さんが安心して暮らせるよう応援します」とのメッセージを送った。 中村はなかよし防災学校校長として島原、鹿児島両市で行っている防災の授業を現地で行った。この取り組みは火山災害対策を行う鹿児島市、島原市でも大きく取り上げられ、南日本新聞、テレビ長崎で報道された。 2022年4月には同校に東日本大震災の教訓を伝え、防災教育を行う「10+1プロジェクト」を実施。日本が2011年の東日本大震災とどのように向き合い乗り越えているのかを、東北被災地福島、宮城、岩手3県の自治体、南三陸町の佐良スタジオから提供を受けた写真を使い展示した。「before, after, and "now"」と題された写真は震災前の日本の姿が一瞬で壊れる様子と、その後10年で再び立ちあがろうとする日本の姿を紹介、火山災害から1年を迎える現地の人々に勇気を与えた。 コンゴ民主共和国ゴマに設立したなかよし防災学校で授業を行う中村 なかよし防災学校で学ぶ子供達 難民キャンプに設置された国際赤十字病院で支援活動を行う中村 コンゴ火山災害なかよし募金で購入した水と食料、毛布を配布するコンゴの現地メンバー コンゴ火山災害なかよし募金で街頭募金活動を行うなかよし学園のメンバー
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