コルネフォロスとは? わかりやすく解説

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ヘルクレス座ベータ星

(コルネフォロス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/13 15:55 UTC 版)

ヘルクレス座β星[1]
Beta Herculis
仮符号・別名 コルネフォロス[2], Kornephoros[3][4]
星座 ヘルクレス座
視等級 (V) 2.77[1]
2.76 - 2.81(変光)[5]
変光星型 疑わしい[5]
分類 分光連星[1]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α) 16h 30m 13.19955s[1]
赤緯 (Dec, δ) +21° 29′ 22.6008″[1]
赤方偏移 -0.000086[1]
視線速度 (Rv) -25.91 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: -99.15 ミリ秒/年[1]
赤緯: -15.39 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 23.44 ± 0.58ミリ秒[1]
(誤差2.5%)
距離 139 ± 3 光年[注 1]
(43 ± 1 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) -0.38[注 2]
β星の位置
物理的性質
半径 20 R[6]
質量 2.9 M[7]
自転速度 19 km/s[8]
スペクトル分類 G7IIIa_Fe-0.5 [1]
光度 175 L[6]
表面温度 4,900 K[6]
色指数 (B-V) +0.94[8]
色指数 (U-B) +0.69[8]
色指数 (R-I) +0.47[8]
別名称
別名称
ヘルクレス座27番星[1]
BD +21 2934[1]
FK5 618[1], HD 148856[1]
HIP 80816[1], HR 6148[1]
SAO 84411[1]
NSV 7778[1]
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物理的性質
質量 0.9[7] M
軌道要素と性質
元期:(近星点 元期)15500.4 MJD[9]
軌道長半径 (a) 11.37 ± 0.51 mas[9]
離心率 (e) 0.55[9]
公転周期 (P) 410.6 d[9]
軌道傾斜角 (i) 53.8 ± 2.3°[9]
近点引数 (ω) 24.6°[9]
昇交点黄経 (Ω) 341.9 ± 3.8°[9]
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ヘルクレス座β星 (ヘルクレスざベータせい、β Herculis / β Her) は、ヘルクレス座で最も明るい恒星で3等星[6]

概要

裸眼で見ると1つの星に見えるが、1899年7月にウィリアム・ウォレス・キャンベルは分光観測の結果から、視線速度のずれを発見し、連星系であると結論付けた[10]

1977年に、Antoine Labeyrieらはパロマー天文台ヘール望遠鏡を用いたスペックル干渉法による観測でこの星系の問題を解決した[11]。さらに、ヒッパルコス衛星は他の星に関係した主星の軌道の動きを観測し[12]、2005年にはこれらのデータと分光法による観測結果を用いて軌道が計算された。伴星の公転周期はおよそ410日程度で、離心率0.55という細長い軌道である[9]

名称

固有名のコルネフォロス (Kornephoros) は、ギリシア語で「棍棒を担ぐ人」という意味の Κορυνηφορος に由来する。ヘラクレスの棍棒に因むものだが、トレミーアルマゲストではこの星座自体が「跪くもの」とだけ記されており、棍棒も持っていない[3]。2016年8月21日、国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Kornephoros をβ星の固有名として正式に承認した[4]

別名のルティリクス (Rutilicus) は、ラテン語で「腋窩」という意味の titillicus という言葉が訛ったものである[3]。これは、中世以降のラテン語化されたアルマゲストに書かれたものが、後の星表(アルフォンソ天文表など)で誤って綴られたものである[3]

脚注

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注釈

  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年はパーセク×3.26より計算。
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。小数第2位まで表記

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t SIMBAD Astronomical Database”. Results for bet Her. 2016年11月28日閲覧。
  2. ^ 原恵 『星座の神話 - 星座史と星名の意味』 恒星社厚生閣、2007年2月28日、新装改訂版第4刷、146頁。ISBN 978-4-7699-0825-8
  3. ^ a b c d Paul Kunitzsch; Tim Smart (2006). A Dictionary of Modern Star Names. Sky Publishing. p. 39. ISBN 978-1-931559-44-7. 
  4. ^ a b IAU Catalog of Star Names”. 国際天文学連合. 2016年11月28日閲覧。
  5. ^ a b NSV”. Results for NSV 3712. 2016年11月28日閲覧。
  6. ^ a b c d James B.Kaler. “Kornephoros”. STARS. University of Illinois. 2016年11月28日閲覧。
  7. ^ a b Pan, X. P.; Shao, M.; Colavita, M. M.; Hines, B. E.; Armstrong, J. T.; Denisson, C. S.; Vivekanand, M.; Mozurkewich, D. et al. (1990-09). “The Visual Orbit, the Stellar Diameter and the Magnitude Difference of the Spectroscopic Binary β Herculis”. Bulletin of the American Astronomical Society 22: 1335. Bibcode 1990BAAS...22R1335P. 
  8. ^ a b c d 輝星星表第5版
  9. ^ a b c d e f g h Jancart, S.; Jorissen, A.; Babusiaux, C.; Pourbaix, D. (2005). “Astrometric orbits of SB9 stars”. Astronomy and Astrophysics 442 (1): 365-380. doi:10.1051/0004-6361:20053003. ISSN 0004-6361. 
  10. ^ Campbell, W. W. (1900). “The variable velocity of beta Herculis in the line of sight.”. The Astrophysical Journal 11: 140. doi:10.1086/140674. ISSN 0004-637X. 
  11. ^ Blazit, A.; Bonneau, D.; Koechlin, L.; Labeyrie, A. (1977). “The digital speckle interferometer : preliminary results on 59 stars and 3C 273.”. The Astrophysical Journal 214: L79. doi:10.1086/182447. ISSN 0004-637X. 
  12. ^ HIP 80816, database entry, The Hipparcos and Tycho Catalogues, ESA, 1997, CDS ID I/239.

コルネフォロス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:20 UTC 版)

ディノクライシス」の記事における「コルネフォロス」の解説

アルゴル同じくヴェロキラプトルDNAから生み出されクリーチャーで、体がゴリラのような体型となり、腕も物を持って投げられるほど器用である。恐竜霊長類のように進化させる過程生み出され存在であり、こちらも群れ形成して組織的な狩りができるようになっている。『ディノクライシス3』に登場

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「コルネフォロス」を含む「ディノクライシス」の記事については、「ディノクライシス」の概要を参照ください。

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