ココクゾウムシとは? わかりやすく解説

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ココクゾウムシ

ココクゾウムシ Sitophilus oryzae (Linné)
形態
 体長2.1~2.9mmで、褐色。ココクゾウムシはコクゾウムシ形態的酷似するが、体長がやや小さく、上翅の斑紋輪郭がより明瞭であることが多い。また触角第3節長さと幅がほぼ等しくコクゾウでは長い)、小楯板(上翅の付け根部分)が横長にならず、前胸背前方向かってあまり強く狭まらないなどの違いがある。幼虫体長約2mmに達し乳白色卵型、脚は退化している。
生態
 本種の生態コクゾウムシ似ているが、飛翔できない点が大きく異なっている。日本にいる系統飛翔能力がない。日本では年3~4世発生し産卵数は約150卵。コクゾウムシ同じように、成虫口器穀粒に穴を明け、その中に卵を1卵ずつ産み孵化した幼虫穀粒内で発育する25温度条件産卵されてから羽化まで約1カ月要する幼虫は穀紛で発育できない。卵から成虫まで約1ヶ月要しコメよりコムギの方が発育早い成虫寿命100200日程度。
 本種は屋外では生存できず、幼虫穀粒内で越冬する。しかしこの大量に発生すると、加害受けた穀物発熱現象生じ2829時には38にも達すことがある。この発熱現象によって、発育要する期間が短縮され冬期間にも幼虫食害継続するため、繁殖カは極めて大きなものとなる。




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