オサゾウムシ科 Rhynchophoridae
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 07:57 UTC 版)
「ゾウムシ」の記事における「オサゾウムシ科 Rhynchophoridae」の解説
コクゾウムシ Sitophilus zeamais Motschulsky, 1855 コクゾウともいう。体長2mmほどの小型のゾウムシで、前翅に小さな4つの点がある。世界中に分布し、貯蔵した米を食い荒らす害虫である。 オオゾウムシ Sipalinus gigas (Fabricius, 1775) 体長12-25mmほどの大型のゾウムシ。成虫の体色は褐色だが、羽化から日がたつと黒ずんでくる。幼虫は木材を食べ、成虫は樹液に集まる。東南アジアから日本まで広く分布し、日本在来のゾウムシでは最大の種類。 ヤシオオオサゾウムシ Rhynchophorus ferrugineus (Olivier, 1790) 成虫の体長は30-40mmほどに達し、橙色と黒の鮮やかな体色である。幼虫はヤシ科植物の成長点付近の組織を食べて成長し、多数の幼虫に組織を食い荒らされたヤシは枯れてしまう。東南アジア原産だが20世紀末頃から南日本に進出して分布を広げている外来種である。ヤシ科植物の伝染病を媒介する可能性も指摘されている。
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