クローン大戦末期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 03:50 UTC 版)
「パドメ・アミダラ」の記事における「クローン大戦末期」の解説
クローン大戦が続き共和国の混迷が進むと、軍事的権力の集中を画策し始めた元老院のパルパティーン最高議長を牽制すべく、交渉による戦争回避を模索するグループのリーダーとして積極的に政治活動を行っていた。しかし、パドメの死を示す予知夢を回避しようとしたアナキンはパルパティーンの誘惑に屈してフォースの暗黒面に堕ち、シスの暗黒卿「ダース・ベイダー」となってしまう。そして彼はオーダー66の発令に伴いジェダイ聖堂を襲撃し、子供を含めた数多くのジェダイを殺害した。オビ=ワンからそれを聞かされ、最初は信じられずに否定したものの、続けてパルパティーンこそが全ての元凶であるシス卿、ダース・シディアスであったことを告げられる。それによりEP1におけるヴァローラム前最高議長の不信任動議の提出や、EP2で自らの判断の末にパルパティーンへ非常時大権がもたらされたことなど、自分自身もパルパティーンに言葉巧みに操られてシスの陰謀に利用されていたことを知り、愕然とする。しかしオビ=ワンがアナキンを討とうとしていることを察したパドメは協力を拒否し、自らは真実を確かめるためにアナキンのいるムスタファーへと向かった。だが再会したアナキンは既に暗黒面の力に魅入られて別人同然の凶悪な人物へと変貌しており、パドメは「死にたい」と口にするほどの絶望を受ける。それでも何もかも捨てて自分の所に帰り、誰も知らない土地で平穏な家族生活を営むよう懸命にアナキンを説得したが、密かにパドメを尾行していたオビ=ワンがその場に姿を現したことで、パドメが自分を裏切ったと誤解したアナキンに、フォースグリップによって頸部を圧迫され昏睡状態に陥る(後に治療に当たった医療ドロイドが述べたように、直接的な死因ではない)。オビ=ワンとアナキンが勝敗を決した後、ポリス・マサで意識を取り戻し、ルーク・スカイウォーカーとレイア・オーガナを秘密裏に出産するも、医学的には全くの健康体であったが、生きる希望を見失ったかのように命を落とした。しかし死の間際に、オビ=ワンに対して「アナキンにはまだ善の心があります」と言葉を残しており、当のオビ=ワンはアナキンの変貌を目の当たりにしたがために本気で受け止めてはいなかったものの、この言葉は後にベスピンのクラウド・シティでルークと対面したアナキン改めダース・ベイダーの心理や、第2デス・スターでルークを救うべく自己犠牲的な最期を迎えるという、アナキンの未来を暗示した物となった。小説版では死に際にアナキンへの謝罪と愛の言葉を遺しており、死に至るほどの絶望を受けてもなお最期までアナキンを愛し続けていたことが分かる。 誕生間もない銀河帝国は、銀河全体にジェダイに対する不信感や嫌悪を抱かせるため、パドメはジェダイによって殺されたと公式発表され、ナブーの新女王アペイラーナもパドメ自身のプライバシーを優先させる為、パドメに関する様々な謎(彼女の妊娠や行方不明になったプロトコル・ドロイドなど)について一切の調査を行わず、盛大な国葬を執り行った。パドメは女王退位後も多くのナブー市民に慕われており、それを証明するかのように国葬には何千人もの市民が集まった他、パドメの功で親交を結んだグンガンの長ボス・ナスやジャー・ジャー・ビンクスも参列した。真実を知っていたのはオビ=ワンなどほんの一握りの人物だけであった。 モンゴル国、ハルハのロイヤルファッション、1908年 (左) パドメ・アミダラの上院議員ガウン (右)
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