クローン培養基
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 14:37 UTC 版)
「ドラえもんのひみつ道具 (くな-くん)」の記事における「クローン培養基」の解説
クローン培養基(クローンばいようき)は、「ジャイアンよい子だねんねしな」(てんとう虫コミックス27巻に収録)に登場する。 ドラえもんが本来持っていた道具ではなく、未来の二十二世紀デパートから誤って配達されてきたもの。クローン培養によって実在の人間と全く同じコピーを作り出す機械。人間の髪の毛などの体の一部を入れて作動させると、まもなく直径1メートルほどの卵が出てきて、コピー元の人間と寸分違わない人間が孵化する。風貌や体格、年齢はコピー元の人間と同様であるものの、知能や運動神経は赤ん坊同然のため、育成や教育の必要がある。しかし成長速度は並みの赤ん坊よりはるかに早く、わずか1日で小学生並みにまでなる。 ドラえもん曰く、未来世界においてはこの機械で確かにコピー人間を作ることができるが、同じ人間が2人もいれば何かとトラブルの元になる上、コピーを作った者は子を持つ親同様に教育や育成の義務が生じるため、コピー人間を作る者は滅多にいないという。そのためか「とりけしスイッチ」が設けられており、これを押すとコピー人間は、作成元の髪の毛などの状態にまで戻る。 作中ではのび太がジャイアンとスネ夫のクローンを作り出した。育成や教育の必要があるのにも関わらず、計算問題を即答えたり、跳び箱を一回で成功しており、クローンの性格がジャイアンとスネ夫と同じ意地悪で乱暴な性格になっていた。
※この「クローン培養基」の解説は、「ドラえもんのひみつ道具 (くな-くん)」の解説の一部です。
「クローン培養基」を含む「ドラえもんのひみつ道具 (くな-くん)」の記事については、「ドラえもんのひみつ道具 (くな-くん)」の概要を参照ください。
- クローン培養基のページへのリンク