クリンゴンのバード・オブ・プレイ
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「バード・オブ・プレイ」の記事における「クリンゴンのバード・オブ・プレイ」の解説
『スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!』から登場。同映画の日本語では「猛鳥号」とも訳される。23世紀のごく短い期間に同盟関係にあったロミュランから提供された遮蔽装置を持つ。翼を広げた外観や大きさは宇宙船というより大型航空機に近く、大気圏突入・離脱が可能で、また着陸時・通常航行時・戦闘時と状況によって主翼の角度が変化する。船首に光子魚雷ランチャーを、主翼の先端にディスラプター・キャノンを搭載している。当初は遮蔽中には攻撃も防御もできなかったが、『スタートレックVI 未知の世界』の試作艦は遮蔽中でも攻撃できる。しかし、遮蔽中でもエンジン排気から追跡されてしまう等、まだ弱点があった。 24世紀には小型の「ブレル級」と、まったく同じ形だが大型の「クヴォート級」がある(『新スタートレック』)。 『スタートレック ジェネレーションズ』にはD-12型と呼ばれるプラズマ・コイルに欠陥のある旧型のバード・オブ・プレイが登場するが外観に変化はない。 劇場版『III』から『ジェネレーションズ』まで5作品連続で登場したうえ、『スタートレックIV 故郷への長い道』では事実上主役とも言える活躍で、人気の程がうかがえる。 デザインはILMのニロ・ロディス・ハメロ。ミニチュア製作もILMのため、スター・ウォーズ・シリーズ的な仕上がりの物となった。元は劇場版『III』の敵役は構想段階ではロミュランと設定されたためロミュラン艦として発案されたが、監督であるレナード・ニモイの提案などにより敵役がクリンゴンに変更されたためクリンゴン艦としてデザインが進んだ。 『スタートレック:エンタープライズ』には22世紀中頃のクリンゴン・バード・オブ・プレイが登場する。23世紀以降のものとは若干デザインが異なり、主翼部の他に船体腹部にもディスラプター・キャノンを搭載していた。 ブレル級 全長157.76m、全幅181.54m、乗員12名。 クヴォート級 全長678.36m、全幅780.62m、乗員1500名。
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