クラシックまでの道程
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「エポカドーロ」の記事における「クラシックまでの道程」の解説
2017年10月9日、京都競馬場の新馬戦(芝1800メートル)に北村友一が騎乗し、単勝オッズ17.2倍の4番人気でデビュー。2番手から逃げる3番人気のタングルウッドを捕えることはできず、3馬身以上後れを取る3着となった。その後は馬体の成長を促すために、放牧に出され、長らく戦線を離れた。出走しないまま年を越し、3歳となった2018年1月21日、京都競馬場の未勝利戦(芝1600メートル)では馬体重14キログラム増加で現れ、福永祐一に導かれて初勝利。それから格上挑戦となる重賞、きさらぎ賞(GIII)に出走登録を行うも回避し、2月10日の小倉競馬場のあすなろ賞(500万円以下、芝2000メートル)を選択。右回り、小回りの小倉2000メートル参戦は、同じく右回り、小回りの中山2000メートル、クラシック一冠目の皐月賞を見据えたものだった。鞍上には関東、自身2回目の小倉参戦だった戸崎圭太が起用されていた。この週末は、建国記念の日により三連休となり3日間の変則開催。特に10日土曜日の中央競馬は、関東圏では開催がなかった(詳細は2018年の日本競馬#概要を参照。)。単勝オッズ2.5倍の1番人気という支持だった。スタートから先手を奪って逃げ、後方に3馬身半のリードを保って逃げ切り勝利、連勝で2勝目を挙げた。以降、引退まで戸崎が騎乗し続けることとなる。 続いて3月18日、皐月賞のトライアル競走であるスプリングステークス(GII)で重賞初出走となる。皐月賞と同条件の弥生賞を使わなかったのは、距離や相手関係よりも、前走から間隔やエポカドーロの状態を重視したためだった。GI2着のステルヴィオ、重賞2着のルーカスに次ぐ3番人気の支持だった。スタートからコスモイグナーツがハナを奪って大逃げをする一方、エポカドーロはそれに次ぐ2番手、一団となった後方馬群の先頭だった。最終コーナーから直線にかけて馬群は追い上げて大逃げ馬に接近したが、エポカドーロは馬群を率いていた。残り200メートルで大逃げ馬を外から捉えてかわし抜け出す。しかし、外から追い込むステルヴィオに並びかけられた。2頭は競り合ったまま決勝線を通過。写真判定によりステルヴィオのハナ差先着が認められ、2着に敗退となった。ただし皐月賞の優先出走権は獲得、間もなく皐月賞参戦を表明した。
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