クラシックへ出走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/26 21:52 UTC 版)
「ジェニュインリスク」の記事における「クラシックへ出走」の解説
改めて出走したケンタッキーダービーでは、前年の最優秀2歳牡馬ロックヒルネイティヴが1番人気、プラグドニックルが2番人気となり、1959年のシルヴァースプーン(5着)以来21年振りの出走牝馬となった本馬は、13頭立ての6番人気であった。レースでは先団を進み、第3コーナーで先頭に立つと、最後は追い込んできたランボを1馬身凌いで優勝。牝馬として65年ぶり、史上2頭目のケンタッキーダービー制覇を果たした。 続く二冠目のプリークネスステークスでは1番人気に支持される。レースでは追走に手間取って中団を進んだが、第3コーナーで上位に進出すると、第4コーナー出口では先頭を行くコーデックスに並び掛けた。しかしこの際に両馬が激しく接触し、直線でジェニュインリスクが失速。最後は突き放され、4馬身強の差で2着に終わった。競走後、コーデックス鞍上のアンヘル・コルデロ・ジュニアが第4コーナーでジェニュインリスクの進路を妨害しようとしたうえ、顎、眼窩、首を鞭で叩いたとして、ジェニュインリスク陣営からメリーランド州競馬委員会に審議を求める申し立てが行われた。しかし馬体の接触は故意の行為とは認められず、鞭で叩いた事実もビデオでは確認できないとして、結果の変更はなかった。 クラシック最終戦のベルモントステークスは、12ハロン(約2400メートル)という距離と不良馬場が不安視され、コーデックス、ランボに次ぐ3番人気となる。レースでは最内枠の発走から先行すると、直線ではロックヒルネイティヴ、テンパランスヒルとともに競り合いとなった。しかし最後はテンパランスヒルが抜け出し、ジェニュインリスクは2馬身差の2着となってクラシックへの挑戦を終えた。
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