クハ1207
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/10 23:24 UTC 版)
「近江鉄道モハ131形電車」の記事における「クハ1207」の解説
上信電気鉄道クハニ20形クハニ21が西武所沢車両工場において実施した車体更新に際して不要となった旧車体を購入、1962年(昭和37年)1月26日付認可で鋼体化改造を実施し、車体換装後はクハ1207形1207と形式区分された。 上信電気鉄道クハニ21は、豊川鉄道が1927年(昭和2年)に川崎造船所において新製した、いわゆる「川造型」の全鋼製車モハ20形21を前身とし、戦時買収に伴って国鉄籍に編入されモハ1600形1601と改番されたのち、1957年(昭和32年)に廃車となり翌1958年(昭和33年)2月に上信電気鉄道へ払い下げられクハニ21として導入されたものであった。近江鉄道への導入に際しては前面の非貫通構造化ならびに2枚窓化が施工され、クハ1212に類似した妻面の見付となった。側面窓配置はdD6D6D1である。 クハ1205・1206・1208の例と同様、従前の木造車体は台枠を含めて廃棄され、また車体振替えに際しては台車を含めて種車より流用された部品は存在せず、鋼体化改造は名義上の扱いに過ぎない。
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