キャラクター設定・デザイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 22:37 UTC 版)
「アイドリッシュセブン」の記事における「キャラクター設定・デザイン」の解説
種村有菜は、キャラクター原案のオファーを受けた際、期待に沿えるのか不安に思い、提出後に落ち込んだこともあったとナタリーとのインタビューの中で振り返っている。種村は不安について「担当編集者やアシスタントがいるとはいえ、漫画で物語やキャラクターを作って、『種村有菜』という一人の名義で発表しているため、失敗しても自分一人の責任で済む。しかし、ゲームはたくさんの人間がかかわっているため、私一人の責任で足を引っ張るわけにいかない」と詳しく話している。 キャラクターデザインにあたり、種村にはキャラクターの設定が詳細に記された資料が渡され、種村は「開放」をIDOLiSH7のメンバーの衣装の共通テーマに設定したうえでデザインした。 種村が最初にデザインしたのは大和であり、種村は理由として「ある程度縛りがあった方がデザインしやすいので、設定資料に『メガネ』とあった大和くんが一番イメージしやすかった」ことを挙げており、パフォーマンス中にメガネをかけることについての安全性や機能性を考慮したとも話している。また、大和は軽いノリという設定を反映させるため、衣装をノースリーブにした。同様の理由で、一織もクールな性格を反映させるため、露出度の低い衣装がデザインされた。 環は「子供っぽく、IDOLiSH7のメンバーの中で一番背が低い」という初期設定があったが、種村がその記述を見落として大人っぽいデザインを提出してしまったところ、バンダイナムコ側が種村のデザインを気に入り、それに合わせて設定が変更された。 種村は壮五のヤンデレという設定を解釈して表現することに苦労したとナタリーとのインタビューの中で述べており、不安定さを出すためにファンタジックな衣装にしたと話している。 初期デザイン画における陸は黒髪だったが、同じ黒髪である一織との個別化を図るため、赤に近い茶色に変更された。また、センターという立ち位置を反映して、彼の衣装はメンバーの中で最も開放的なデザインとなった。 TRIGGERはIDOLiSH7のライバルという立ち位置を反映させるため、衣装のデザインは黒を基調とした、威圧感を与えるものとなった。種村はTRIGGERの方に力を入れたとナタリーとのインタビューの中で述べており、その理由として「漫画を制作する中で、ライバルがかっこいいと作品としての魅力が増すと思っている」ことと、「7人に対し3人で対抗しなくてはならない」ことを挙げている。 楽は、種村の作品にはあまり登場しない、全体的にウェーブのかかった髪型のキャラクターとしてデザインされた。種村は「シャープな印象のデザインが好きなので、かわいらしくて柔らかい印象のあるウェーブヘアはあまり好きではなかった。楽君についてもちょっときつそうな感じのキャラクターにしたいと思い、このような髪型はどうかと思った。しかし、結果きつさも損なわれずに済んだので、このぐらいがちょうどよかったのかと思った」と振り返っている。 主人公である紡のデザインは種村の好みを反映しているほか、「うさぎのキャラクターを出したい」というプロデューサーの要望に応えるため、ロップイヤーをモデルとした髪型がデザインされた。 ゲーム内では、ダンスシーンなどで使うCGと整合性を取るため、種村のデザインをアニメ調に変換したものが使われている。
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