キャスター交替をめぐる事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 09:30 UTC 版)
「MBSナウ」の記事における「キャスター交替をめぐる事件」の解説
1994年9月5日に行われた番組のリニューアルは、関西国際空港の開業に合わせ夕方の地域情報番組の拡充を図るという目的があった。また同時期に毎日放送は平日17時台にて『宵待5』の放送を開始し、さらなる強化を図った。その際、月曜から金曜担当のメインキャスターに入社10年目の子守康範(当時毎日放送アナウンサー)の起用を一旦は決定し、レギュラー陣の若返りを図ることを毎日放送は予定していた。 しかし、同年8月26日にMBSラジオで放送された『それゆけ!金曜板東英二』の生放送中に、子守が開局記念・関西国際空港開港記念特別番組の取材滞在中のカンボジアから「カンボジアの旅客機の操縦室に入れてもらい、操縦させてもらった」とのリポートを入れた。実際には着席しただけで操縦したわけではなかったが、結果的に聴取者の誤解を招く軽率な行為であったとされ、子守は6か月間の出演停止処分が発された。同局のアナウンサー出演番組『あどりぶランド』では、当時のアナウンサー室長がこの件について謝罪した。 この一件で、当番組ではリニューアルの4日前に子守の起用を急遽取り消し、代わってスポーツアナウンサーの馬野を月曜から水曜までのキャスターに起用することに変更。さらに、リニューアルを機に土曜のキャスターを務める予定だった加藤が、木曜・金曜のキャスターも兼ねることになった。 子守は、リニューアル4ヶ月後に発生した阪神・淡路大震災を機に、ラジオ主体ながらアナウンサーとしての活動を再開(結果的に、子守自身の出演停止処分期間も半減される格好となった)。上記の一件とは関係なく、起業を理由に1999年12月に毎日放送を退社した。退社後も、映像制作会社で社長を務めるかたわら、フリーアナウンサーとして2022年3月までMBSラジオ・テレビの番組に出演している。
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