カルト映画としての人気
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「魔の巣 Manos」の記事における「カルト映画としての人気」の解説
本作を取り上げたMST3Kの放送分は、2001年に単独でDVD化し、2004年には同番組の傑作選(Mystery Science Theater 3000 Essentials)にも収録された。 本作オリジナル版DVDは、他にも『MST3K』で取り上げられた映画のオリジナル版を販売するアメリカのアルファ・ビデオ(Alpha Video)を通して入手可能となっている。この映画の魅力を説明しようとして、ロサンゼルス・タイムズ紙は「およそ10度に及ぶ『魔の巣』視聴を終え、本作は(映画好きの)親近感と関係があると私は結論付けました。本作は、共同作業を我慢して自分で執筆、監督、製作、主演するという、ウォーレンの脳内の純粋な一片であるため、『魔の巣』は映画へと変容した潜在意識に相当するものだ」との仮説を打ち出した。本作の熱烈なマニアだというボビー・トンプソンはもっと簡潔に「本作は電車の脱線事故と同じようなもので、そこから目を離すなんて不可能だ」と述べている。Shout! Factory社はMST3Kとノーカット版の両方を収録した同映画の特別編集版をリリースし、それは『Manos y Manos〔ママ〕』と呼ばれている。 『魔の巣』はRotten Tomatoesで14件のレビューに基づき支持0%であり、平均評価点は1.14/10である。『Hollywood's Most Wanted』という書籍では、『プラン9・フロム・アウタースペース』に続いて『魔の巣』が「史上最悪の映画」リストの第2位に挙げられている。エンターテインメント・ウィークリー誌は『魔の巣』を「史上最悪の映画」と発表した。7歳のデビーがマスター(彼女の実父が演じた)の妻たちの1人として衣装をまとっている場面は、ミステリーサイエンスシアター3000のスタッフ陣による「今まで見た中で最もおぞましい物」にリスト入りした。 この映画の改作喜劇が4本作られている。最初の作品はLast Rites Productionsが制作し、2006年初頭にポートランド (オレゴン州)で上演した。2番目は『Manos: Rock Opera of Fate』という題名のミュージカルで、2007年10月にシカゴで初演された。3番目は『Manos-The Hands of Felt』という題名の人形劇ミュージカルで、2011年4月にシアトルで人形達によって演じられた。同作品は2013年5月にKickstarterのキャンペーンで資金が集まった後、同年8月に再びシアトルでVox Fabuli Puppetsによって上演され、DVD販売用に撮影が行われた。Capital I Productions制作の4番目は、2013年4月にオレゴン州ポートランドでお披露目された。 数年にわたり、この映画はIMDb で最低評価を得た映画として知られていた。 同作品は現在このサイトで史上最悪の映画第3位にランクされている。
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