オートマトン【automaton】
オートマトン
オートマトンとは、コンピュータに関して理論的に研究する学問である理論計算機科学における、コンピュータに関する数学的なモデルの一つである。Automatonの英語における複数形はAutomataである。
通常、オートマトンと言う場合は、外部からの入力に応じて内部の状態が遷移し、外部への出力を行う、といった特徴を持っている。
主な、オートマトンの種類としては、有限オートマトン としては、決定性有限オートマトン (Deterministic Finite Automata (DFA))、非決定性有限オートマトン (Nondeterministic Finite Automata (NFA))、ε動作を含む非決定性有限オートマトン (Nondeterministic Finite Automata, with ε transitions (FND-ε,ε-NFA))、などがある他、プッシュダウン・オートマトン (Pushdown Automata (PDA))、線形拘束オートマトン (Linear Bounded Automaton (LBA))、チューリングマシン (Turing Machine)、生け垣オートマトン(Hedge Automata)などがある。
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オートマトン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/21 05:09 UTC 版)

オートマトン (単数形: 英: automaton [ɔːˈtɑməˌtɑn], 複数形: オートマタ(automata [ɔːˈtɑmətə])) は、計算理論において有限オートマトンなどの総称。
また特に「オートマトン理論」と呼ばれる分野では、計算機械のうち計算可能性の点でチューリングマシンよりも制限されているものを特に指して言うこともある。
種類
- 有限オートマトン
- 決定的有限オートマトン (Deterministic Finite Automaton, DFA)
- 非決定的有限オートマトン (Nondeterministic Finite Automaton, NFA)
- ε動作を含む非決定的有限オートマトン (Nondeterministic Finite Automaton, with ε transitions (FND-ε,ε-NFA))
- プッシュダウン・オートマトン (Pushdown Automaton, PDA)
- 線形拘束オートマトン (Linear Bounded Automaton, LBA)
- 生け垣オートマトン (Hedge Automata)
形式言語の階層とオートマトン
何らかの言語(特に形式言語)の文法(形式文法)と、それを生成する生成規則と、それを受理するオートマトンの間には対応関係があり、また言語を(形式言語を)集合とした場合に部分集合になっているという関係が階層をなしている。詳細は形式言語の階層の記事およびチョムスキー階層の記事を参照。
参考文献
- 米田政明 他 『オートマトン・言語理論の基礎』、 近代科学社、2003年、ISBN 4-7649-0297-4
- 岩間 一雄:「オートマトン・言語と計算理論」、コロナ社、ISBN 978-4339018219(2003年10月)。
- 藤原暁宏:「はじめて学ぶ オートマトンと言語理論」、森北出版、ISBN 978-4-627-85291-4 (2015年7月21日)。
- Zvi Kohavi; Niraj K. Jha (2009), Switching and Finite Automata Theory (3rd ed.), Cambridge University Press, ISBN 0521857481, ISBN 9780521857482
関連項目
オートマトン
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「CLOTH ROAD」の記事における「オートマトン」の解説
自律的な思考や人間と会話が行える自動人形のこと。作中ではポシェットや式部が該当する。
※この「オートマトン」の解説は、「CLOTH ROAD」の解説の一部です。
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「オートマトン」の例文・使い方・用例・文例
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