オデッセイとの関係がある部分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 01:04 UTC 版)
「ポン (ゲーム)」の記事における「オデッセイとの関係がある部分」の解説
1972年春、コンピュータゲームのアーケードゲームを狙い「コンピュータースペース」を出して失敗したノーラン・ブッシュネルは、カリフォルニア州バーリンゲームで実演展示していた『オデッセイ』の「テーブルテニス」を初めてプレイ、その後すぐに新会社「アタリ」を設立した。 アーケードゲームでドライビングゲームを作りたいと思っていたブッシュネルは、電子工学エンジニアのアラン・アルコーンを雇った(アルコーンのプロフィール等はアタリ参照)。だが自身の思い描くゲームがアルコーンには複雑すぎるのではと心配し、まずアルコーンに『オデッセイ』に類似したゲームを作らせた。しかしここでアルコーンが3ヶ月かけて作ったゲームは、ブッシュネルの説明を口頭で聞いた際、わからない所を自分で勝手に作ってみた事もあり、以下の違いが出来た。 オデッセイポンキャラ全て正方形 ラケットは縦線、ボールは小さな点 ラケット上下左右に動く 上下だけに動く ボールの角度と速度斜め45度で一定速度 どんどん変わっていく 音なし(試作品にはあった) あり(ブッシュネルの要望により手持ち部品の流用で2種類。成功時はポン、失敗時はブー) 点数表示なし あり センターライン実線(オーバーレイ必要) 点線(オーバーレイ不要) 遊んだ感想(ブッシュネルだけでなく発売後の皆の評価も)面白さはいまいち とても面白い 遊んでみたブッシュネルはこれを市場に売り出すことを決めたが、アルコーンに言わせると家庭用ではコストがかかる為、アーケードゲームで出す事にした。名称については「ピンポン」(英語ではPing Pong、ピングポング)という呼称が既に特許を取られていた為、英語の物が跳ねる擬音で日本語の『ポン』に相当する「Pong」とした。名付け親はアルコーンとする説が有力である。 発売の2週間後、『オデッセイ』の発売元であるマグナボックスは『ポン』のことを知り、裁判で提訴、アタリは特許料として700,000ドルを支払うこととなった。なお他のオデッセイ側の詳細は『オデッセイ』を参照。
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