AFK
「AFK」とは、ネットゲームにおける離席のことを意味する表現である。
「AFK」とは・「AFK」の意味
「AFK」は、ネットゲーム、いわゆるネトゲをプレイしている最中に、離席をすることを指す言葉である。「キーボードから離れる」という意味の「away from keyboard」を略して、「AFK」となる。「keyboard(キーボード)」という単語が使用されているが、キーボードを使用するゲームに限定されない。コントローラーやマウスを使うゲームでも、離席することは「AFK」と表現できる。「AFK」は主に、一緒にゲームをプレイしているゲーム仲間に対して、チャット上で使用する。そして、英語が元となっている用語であり、海外でも通用するため、外国人のチームメイトに対して使用されることも珍しくはない。ただ、離席することを伝える「AFK」は、死語として扱われることが多く、現代では意味が伝わらない恐れがある。現代では、「AFK」の代わりに、ゲームには参加せずにチャットを読むだけという意味の「read only member」を略した「ROM」が使用される場合が多い。厳密には「AFK」とは意味が異なるが、ゲームに参加できないことには変わりないため、同一視される形だ。
本来「AFK」は、マナーの一貫として使用される用語である。無言で離席をすると、チームメイトに迷惑がかかるため、一言「AFK」を残す。ただ、現代では、悪質な離席を指すために、「AFK」が使用されることが多い。ゲームプレイヤーの中には、状況が悪くなって勝てる見込みがなくなった、チームメイトに煽りプレイをされて気に入らなくなったなどの理由で、わざと離席する人がいる。チームメイトに嫌がらせをして楽しむ目的で、あえて離席するプレイヤーも存在する。そのような、悪意を伴った離席は、「AFK」と呼ばれる。また、実際に離席をしておらず、離席をしているかのように振る舞うプレイも、「AFK」と呼ぶ。
故意の「AFK」は、味方の状況を悪くさせることが多い。フォートナイトのスクワッドや、Apex、wot(world of tanks)、LOL(League of Legends)など、複数人でチームを組んで戦うゲームは、チームメイトが「AFK」を行うと、チームメンバーが一人減ることになる。そうすると、負ける確率が大幅に高くなる。そのため、大抵のゲームでは、故意の「AFK」を禁止している。特にヴァロラントは、悪質な「AFK」に対して、チャット禁止やアカウント停止などの措置を設けている。
そのように、「AFK」は原則として、マナー違反である。中には、あえて「AFK」をすることを推奨するRPGゲームも存在するが、そういった特例を除いて、「AFK」を行うべきではない。もし、「AFK」を繰り返し行うと、アカウント停止措置を受け、二度とそのゲームをプレイできなくなるおそれがある。
「AFK」の読み方
「AFK」の読み方は、「エーエフケー」や「アフク」、「アフケ」などが代表的である。スラングのように使用されるゲーム用語であるため、どのような読み方でも特に間違いではない。「AFK」の熟語・言い回し
afkアリーナとは
「afkアリーナ」は、スマートフォン向けのゲームアプリである。放置系のゲームであり、オートバトル機能を使用すると、アプリを起動していない間でもアイテムが溜まる。離席中でもゲームが進行するという意味で、ゲーム名に「AFK」が使用されている。
they are afkとは
「they are afk」は、直訳で「彼らは離席をしている」という形になる表現だ。チームメイトが複数人離席していることを、他のチームメイトに伝えるために使用する。
no afkとは
「no afk」は、悪質な離席行為である「AFK」をしないよう促す表現である。「AFKするな」という意味合いであり、チームメイトに念を押す形で使用する。
「AFK」の使い方・例文
ネットゲームで、自らが離席することを示すために「AFK」を使用する場合、例文は「今インターホンが鳴った。おそらく宅配便だろうから少しAFKする」「君がAFKしている間に、彼女もAFKしたよ」「すまない。急に鼻血が出たのでAFKしていた」「もう夜も遅いから、このマッチが終了したら、AFKすることにするよ」「チームメイトが急に動かなくなった。バグだろうか、それともAFKしているのだろうか」となる。悪質な離席行為として「AFK」を使用するのであれば、「一緒に戦っていたプレイヤーがAFKしたため、運営に報告した」「このユーザーネームから察するに、彼女はAFKすることで有名なプレイヤーかもしれない」「先日、ゲーム運営から、AFKへの対策内容が発表された」「今回のマッチは、煽りプレイをする人もいればAFKする人もいて、散々であった」「ゲームが落ちてしまったが、チームメイトからAFKしたと誤解されていないだろうか」という風に使用する。
- エーエフケーのページへのリンク