エラースタンプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 13:45 UTC 版)
通常、スタンプの原版は手作業で製作されるため、時には間違えて違う絵柄になる場合もある。多くはすぐに発覚して正規のものに差し替えられるため、押せる期間が短く貴重なものとされている。 1955年4月に国鉄奈良駅に設置されたスタンプのローマ字に誤って「NAHA」(那覇)と表記された。その後1か月ほどで修正された。 1975年11月、国鉄北鎌倉駅のスタンプが新調された際に「鎌倉五山第一位円覚寺」と表記されたが、実際の第1位は建長寺であるため建長寺が国鉄に抗議した結果、「鎌倉五山第一位」が削除された。 1980年11月、国鉄の新シリーズ「わたしの旅」の整備時に大阪環状線の森ノ宮駅と東海道線の彦根駅が共に城のデザインであったため、前者に彦根城が、後者に大阪城がそれぞれ描かれてしまい、翌12月に訂正された新しいスタンプが整備された。 1980年11月、国鉄の新シリーズ「わたしの旅」の整備時に丹後由良駅のフレーズに「山淑太夫」と表記されたが、翌年に「山椒太夫」と訂正された新しいスタンプが整備された。なお、一部書籍では「山淑太夫」のイラストで紹介されているが、書籍発行時点ではスタンプは修正済みのため誤りである。 1980年11月、国鉄の新シリーズ「わたしの旅」の整備時に直方駅のフレーズに「抗夫」と表記されたが直ちに「坑夫」に手修正され、後年に「坑夫」と訂正された新しいスタンプが整備された。なお、一部書籍では「抗夫」のイラストで紹介されているが、書籍発行時点ではスタンプは修正済みのため誤りである。 1992年3月、JR西日本で「JR神戸線」を追加した「わたしの旅」スタンプを製作する際に明石駅と姫路駅が本来「JR神戸線(山陽本線)」とすべきところを「JR神戸線(東海道本線)」と表記してしまい、その2か月後に山陽本線表記に直された。 2005年3月、東京地下鉄が1周年記念スタンプラリーで整備した際、麹町駅のスタンプに描かれた電車に誤って営団地下鉄を意味する「Sマーク」を表記してしまい、後に東京メトロの「Mマーク」が描かれた正規版に取り替えられている。また、赤坂見附駅のスタンプにも銀座線と丸ノ内線の電車を逆にするミスを起こしてしまったが、すぐに差し替えられた。 2008年3月、JR西日本全社統一印の整備時に高岡駅のイラスト内の説明に「大友家持」と表記されたが、およそ半年後に「大伴家持」と訂正された新しいスタンプが整備された。 2008年3月、JR西日本全社統一印の整備時に藤並駅のフレーズに「湯浅渓谷」と表記されたが、1年後に「湯川渓谷」と訂正された新しいスタンプが整備された。 2022年2月、JR東日本水戸支社が開催した「鉄道開業150年特別企画 鉄分補給スタンプラリー」にて常磐線高浜駅に復刻版駅スタンプを設置したが、絵柄が伊予鉄道高浜駅の駅スタンプであったため半月ほどで撤去された。 なお、エラースタンプとまでは言えないが、次のような事例もある。 1980年から高山本線飛騨小坂駅に設置されていた「わたしの旅」のスタンプには御嶽山が描かれていたが、飛騨側ではなく木曽側から見た絵柄となっていた。 東京駅に2021年まで設置されていた東京支社印の絵柄は「二重橋」とあったが、スタンプの絵柄の橋は正門石橋であり、実際の二重橋といわれる橋はその奥にある正門鉄橋のことである。
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エラースタンプ
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通常、スタンプの原版は手作業で製作されるため、時には間違えて違う絵柄になる場合もある。多くはすぐに発覚して正規の物に差し替えられる。
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