Ni16【エヌアイジュウロク】(工芸作物)
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登録番号 | 第13751号 |
登録年月日 | 2006年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | さとうきび | |
登録品種の名称及びその読み | Ni16 よみ:エヌアイジュウロク |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 杉本明、岡三徳、氏原邦博、寺島義文、下田聡、前田秀樹、勝田義満、水本文洋 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成された品種であり、原料茎長はかなり長、収量構成型は中間型~茎重型、萌芽性はかなり良で初期伸長性が強い製糖原料向きの品種である。草型は中葉である。葉身長は中、幅はやや広、色はやや濃、葉鞘の長さは中、ろう質物は少、肥厚帯の形態は長四角型、狭四角型、葉耳の形態は槍型、葉舌の形態は三日月型である。蔗茎の形態は円筒型、基本色は緑、複色は褐、ろう質物は中、ずい孔率及び亀裂率は無、気根発生節数はかなり少、茎皮の硬度は中、芽子の形態は広翼円型、中央に芽孔のある卵型、突出度はやや凸、大きさ及び芽翼は中、芽溝の有無は無、根基の条数は三条、原料茎長はかなり長、茎径はやや太、原料茎の均一性は良、直立性はやや湾曲である。発芽性は良、遅速性は中、萌芽性はかなり良、遅速性は速、分げつ性はやや弱、初期伸長性は強、地域適応性は中、出穂性は多、出穂の早晩性はかなり早、登熟性はやや早、梢頭部折損性、倒伏度及び脱葉性は中である。収量構成型は中間型~茎重型、蔗茎の収量性は極多、糖分はやや高、モザイク病抵抗性は強、黒穂病抵抗性は中である。「Nco310」と比較して、葉耳の形態が槍型であること、茎径が太いこと、黒穂病抵抗性が強いこと等で、「F177]と比較して、萌芽性が良いこと、出穂性が多いこと、黒穂病抵抗性が強いこと等で、「NiF8」と比較して、草型が中葉であること、葉耳の形態が槍型であること、原料茎長が長いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に九州農業試験場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、鹿児島県西之表市)において、沖縄県農業試験場(那覇市)で出願者所有の育成系統どうしを交配した種子を播種して実生を養成し、3年に個体選抜、以後、栄養系選抜により育成された固定品種であり、7年から生産力検定試験、特性検定試験及び系統適応性検定試験を行い、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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