三徳

デジタル大辞泉

さん‐とく【三徳】

読み方：さんとく

１ 人、または君主として守るべき三つの徳目。「中庸」で説かれた、智・仁・勇など。

２ 仏語。

㋐仏果にそなわる三つの徳。衆生に恵みを与える恩徳、煩悩(ぼんのう)を断ち切る断徳、智慧をもって平等に見る智徳。

㋑涅槃(ねはん)の三つの徳。真如としての法身、智慧としての般若(はんにゃ)、煩悩からの離脱としての解脱(げだつ)。

３ 《三つの用途があるところから》

㋐釣りの小道具の一。糸・重り・鉤素(はりす)を接続する小形の片天秤(かたてんびん)。ハゼ釣りに用いる。

㋑江戸時代に流行した紙入れの一種。鼻紙・書き付け・楊枝(ようじ)を分けて入れた。

㋒江戸時代の燭台の一種。置いたり掛けたり、また提げたりできるようになっている。

歴史民俗用語辞典

三徳

読み方：サントク（ｓａｎｔｏｋｕ）

智・仁・勇の三つの徳のこと。

地名辞典

三徳

読み方：ミトク（ｍｉｔｏｋｕ）

所在 鳥取県東伯郡三朝町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

ウィキペディア

三徳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2016/12/09 18:46 UTC 版)

三徳

さんとく

• 三徳 (仏教)：仏教でいわれる3つの徳のこと
• 三徳 (儒学)：儒学でいわれる3つの徳のこと

株式会社三徳

さんとく

• 三徳 (スーパーマーケット)：東京都新宿区に本部があるスーパーマーケット
• 三徳 (神戸市)：神戸市に本社を置く金属・合金メーカー。

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「三徳」の例文・使い方・用例・文例

• 三徳という(江戸時代の)懐中袋
• 仏の三徳の一つで,真理を正しく見とおすはたらき