Ni21【エヌアイニジュウイチ】(工芸作物)
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登録番号 | 第15133号 |
登録年月日 | 2007年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | さとうきび | |
登録品種の名称及びその読み | Ni21 よみ:エヌアイニジュウイチ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 沖縄県 | |
品種登録者の住所 | 沖縄県那覇市泉崎1丁目2番2号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 宮城克浩、伊禮信、島袋正樹、仲宗根盛雄、金城鉄男、前田剛希、太郎良和彦、大城良計、出花幸之介、崎山澄寿、謝花治 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「NiF8」に「Ni9」を交配して育成されたものであり、梢頭部折損性がかなり難、葉焼病及び黒穂病抵抗性が強い製糖原料向きの品種である。草型はやや立葉である。葉身長は中、葉幅はやや広、葉色は濃、葉鞘の長さは中、ろう質物は多、肥厚帯の形態は下降三角型、中高三角型、葉耳の形態は葉耳欠失上昇下降型、葉舌の形態は三日月型である。蔗茎の形態は円筒型、基本色は黄緑、複色は淡紅、ろう質物は多、茎肉の色は黄緑、ずい孔率は小、気根発生節数はかなり少、茎皮の硬度は中である。芽子の形態は広翼円型、中央に芽孔のある卵型、芽子の突出度は凸、大きさは大、芽翼は広、芽溝の有無は無である。根基の条数は二条、根帯の幅は中である。原料茎長はやや長、茎径はやや太、原料茎の均一性は良、直立性は中間である。発芽性は不良、発芽の遅速性はやや遅、萌芽性及び萌芽の遅速性は中である。分げつ性はやや弱である。初期伸長性はやや強、地域適応性は中である。出穂性はかなり少、出穂の早晩性は晩である。登熟性はやや早、梢頭部折損性はかなり難、倒伏度及び脱葉性は中である。収量構成型はかなり茎重型、蔗茎の収量性は多、糖分は高である。葉焼病及び黒穂病抵抗性は強である。「Nco310」及び「Ni19」と比較して、茎径が太いこと、出穂性が少ないこと、黒穂病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に沖縄県農業試験場(沖縄県那覇市)において、「NiF8」に「Ni9」を交配し、6年に同場宮古支場(同県平良市)において個体選抜、以後、栄養系選抜により育成された品種であり、10年から特性検定試験、系統適応性検定試験、12年から生産力検定試験等を行い、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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