Ni13【Ni13】(工芸作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10625号 |
登録年月日 | 2002年 9月 30日 | |
農林水産植物の種類 | さとうきび | |
登録品種の名称及びその読み | Ni13 よみ:Ni13 |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 10月 1日 | |
品種登録者の名称 | 沖縄県 | |
品種登録者の住所 | 沖縄県那覇市泉崎1丁目2番2号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 島袋正樹、仲宗根盛雄、金城鉄男、宮城克浩、大城良計、出花幸之介、宮平永憲、前田剛希、正田守幸、伊信、神谷壽幸、惠飛須則明、儀間靖 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、台湾の育成品種「F175」に出願者所有の育成系統「RF79-247」を交配して育成された固定品種であり、草型はやや直立葉、登熟性は早、蔗茎の形態は円筒型、糖分が高い多収品種である。発芽性はやや良、萌芽性は不良、萌芽の遅速性はやや遅、分げつ性は弱である。草型はやや直立葉、葉色及び葉身長は中、葉幅は広、葉身のアントシアンは無、葉鞘の長さはかなり長、葉耳の形態は上昇下降型、葉舌の形態は三日月型である。蔗茎の形態は円筒型、色彩の基本色は黄緑、ずい孔率は小、蔗茎の亀裂率は無、気根発生節数はかなり少、茎皮の硬度は硬である。芽子の位置はやや上部、大きさは小、芽翼は中、根基の条数は二条である。地域適応性は中、収量構成型は茎重型、収量性は多、原料茎長は長、茎径はやや太、登熟性は早、糖分は高、出穂性は多、出穂の早晩性はやや早、原料茎の直立性は直立、脱葉性は易である。梢頭部折損性はやや易、耐旱性はやや弱、葉焼病抵抗性はやや強、黒穂病抵抗性は極弱である。「NCo310」と比較して、草型がやや直立葉であること、糖分が高いこと等で、「F177」と比較して、出穂性が多いこと、出穂の早晩性が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に沖縄県農業試験場(那覇市)において、台湾の育成品種「F175」に出願者所有の育成系統「RF79-247」を交配し、平成元年から実生を養成し個体選抜、以後、栄養系選抜により育成された固定品種であり、5年より系統適応性検定試験及び特性検定試験を行い、7年より生産力検定等の試験を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- Ni13のページへのリンク