エド (ストリートファイター)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > エド (ストリートファイター)の意味・解説 

エド (ストリートファイター)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/29 14:56 UTC 版)

エド
ストリートファイターシリーズのキャラクター
ゲームでの初登場 ストリートファイターV
#担当声優を参照
詳細情報
格闘スタイル サイコボクシング[1]
出身 不明
テンプレートを表示

エド(ED)は、カプコン対戦型格闘ゲームストリートファイターシリーズ」に登場する架空の人物。

概要

ストリートファイターIV』(以下『ストIV』と表記)のマイク・バイソンのエンディングで初登場[2]。この時は10代前半の子供で、名前は判明していなかった。

初めて名前が付けられた『ストリートファイターV』(以下『ストV』と表記)では、10代中盤の少年から10代後半の青年の姿で登場する。当初はデフォルトのプレイアブルキャラクター16名やシーズン1の追加プレイアブルキャラクター6名のストーリーモード、ゼネラルストーリーモードに登場するサブキャラクターであった。シーズン2では追加プレイアブルキャラクター6名のうちの1人として登場し、新たに「サイコパワーとバイソン仕込みのボクシングで戦う」という設定が追加された。

名前に関しては「ED(エンディング)の男の子」という指定で、デザイナーがEDという表記を名前と勘違いして名付けたことに由来する[3]

キャラクターの設定

ベガの代替ボディの研究材料としてS.I.N社に捕えられていたが、セスが倒されて崩壊する研究所からバイソンが金目当てに救出した。『ストIV』シリーズではバイソンに質問されて怯えるほど臆病な性格の子供だった。『ストV』では粗暴な性格のバイソンと共にいたため不遜な性格になっており、バイソンの相棒として暮らしている。

右の掌にはシャドルーの紋章があり、ベガの代替ボディの研究材料だったため、ある程度サイコパワーを扱うことができる。基本的には物を触れずに動かしたりサイコパワーによって物を燃やすなどの能力だが、プレイアブルキャラクターではサイコパワーを塊にして飛び道具にするといった必殺技も持つ。サイコパワーの影響で、1ヶ月ごとに服を買い替えなければならないほどに肉体の成長が早い[4]。このエドの成長の速度に関してバイソンは同僚のF.A.N.G(ファン)から「貴方がS.I.N社から連れ出した研究材料の少年の成長が早すぎるのではないか」と聞かれている。

バイソンの前では自信満々に振る舞っているが、実際は毎日のように「自分が自分ではなくなり、別のもの(ベガ)に支配される」という夢を見ていて恐れをなしており、シャドルーが崩壊した後もその悪夢は終わることがなかった。そのため「バイソンの背中を見失う」と危惧しバイソンのもとを離れようとするが、「まだ弱いヒヨコは黙って付いてくればいい」と言われる。エドは自分が弱くないと反発すると、エド自身の未熟さを理解させようとするバイソンと戦い勝利し、互いに決別する。

シャドルーが健在だったころに突然現れた占い師の少女(メナト)に「このまま大人になると君は自分の中に閉じ込めているもの(サイコパワー)に支配されてしまう」「君たちも大変だね」と言われたことを思い出し、彼女の言った"君たち"とは自分と同じ境遇の人間だと理解したエドは、その者たちを集め新たな組織「ネオ・シャドルー」の若き指導者として宿命に立ち向かうことを決意する。この組織のロゴマークは雷マークを横にして「N」を表し、その中にもう一つ雷マークが描かれたものが使われている。

『ストV』のエドのストーリーモード最後の画像では3人の仲間(この中にファルケがいる)が描写され、片目が変色しているか前髪を伸ばして片目を隠している。

『ストV』のシーズン2のプレイアブルキャラクター時のデフォルトの衣装は複雑なデザインをした軍服のような服に帽子、黒いボクシンググローブといった服装。

『ストV』のアーケードモードのエンディングではプロボクサーになってバイソンと勝負している。

ストリートファイター6』(以下『スト6』と表記)ではYear1の追加キャラクターとして登場する。『スト6』の本人のストーリーモードでは「"ネオ・シャドルー"の呼称はエドたちが付けたのでなく、シャドルー残党からそう呼ばれるようになった」と判明するが、元シャドルー構成員のJPと決着をつけたあとでエドは「オレたちはネオ・シャドルーを名乗ってやるが、誰の思惑にも乗らない」と決意する。

人物

『ストIV』シリーズでは初代『ストIV』にてバイソンに怯えてサイコパワーを暴走させる姿を見せ、『スーパーストリートファイターIV』以降はバイソンに「お前は何の力があるのか」と聞かれた際に「僕1人だけでは何もできません」と返答するも「助けたからには必ず役に立ってもらう」と脅されて連れていかれても逃げようとしなかった。

『ストV』ではバイソンに心酔し、ナッシュを挑発するなど不遜な人物である。しかし、他人を騙すコーリンに説教したり、ケンには家族を大事にするように言うなど、一応は良識がある態度をとる一面をみせたり、バイソンから独立した後の『スト6』では、自分と同じ境遇の元シャドルーの実験体たちを解放せんとするために戦ったり、自分に師事してきたアバターに対し、ぶっきらぼうながらも熱心に指導するなど、粗暴な態度の裏で自分なりの正義を掲げたり、面倒見の良さを見せており、本質的には悪人ではない。また、バーディーが食べているドーナツを初めて見て美味しそうだからという理由で貰おうとする純粋な一面もある。ファルケのストーリーモードでは彼女と手合わせをした後で「オレたちのようにシャドルーの研究材料にされた者たちを救うために、オレは今よりも強くならなければならない」と心境を吐露している。また現代っ子らしい一面もあるらしく、『スト6』のワールドツアーではカードゲームをしていることも判明する。

担当声優

  • 沢城みゆき(『ストリートファイターIV』シリーズ)
  • 吉野裕行(『ストリートファイターV』、『ストリートファイター6』)
  • エドワード・ボスコ(『ストリートファイターV』、『ストリートファイター6』英語版ボイス)

脚注

  1. ^ イーカプコン限定特典「STREET FIGHTER V ARCADE EDITION A Visionary Book II」20頁。
  2. ^ 初代『ストIV』のローズのエンディングにも登場する。
  3. ^ takaNakayamaのツイート(1456637536336416774)
  4. ^ バイソンに介護をされることになるのではないかと心配していたが、10代後半で肉体の成長は落ち着いた。

「エド (ストリートファイター)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エド (ストリートファイター)」の関連用語

エド (ストリートファイター)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エド (ストリートファイター)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエド (ストリートファイター) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS