アビゲイル (ファイナルファイト)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/30 15:28 UTC 版)
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アビゲイル | |
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ファイナルファイトのキャラクター | |
ゲームでの初登場 | ファイナルファイト |
声 | 竹内良太(『V』日本語版) ザンダー・モーブス(『V』英語版) |
詳細情報 | |
肩書き | 社長[1] / 元マッドギア幹部[2] / オーナー(マッドギア関連の車工場)[3] |
格闘スタイル | 力任せ[1] |
出身 |
アビゲイル (Abigail) は、カプコンのベルトスクロールアクションゲーム『ファイナルファイト』および対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズに登場する架空の人物。
概要
『ファイナルファイト』(以下『FF』と表記)で初登場。犯罪組織マッドギアの幹部で、メトロシティのベイエリア(湾岸地区)のボス。黒髪のモヒカンで顔にメイクをした巨漢。
『ストリートファイターV』(以下『V』と表記)で初めてプレイヤーキャラクターとして登場する。
キャラクターの設定
『ファイナルファイト』
『FF』ではステージ5(スーパーファミコン版と『ファイナルファイト・ガイ』ではステージ4)であるベイエリアを仕切るボスキャラクター。マッドギア随一の怪力の持ち主であり、同時にマッドギアでは最も頭が悪い。他のボスキャラクターと比べて攻撃範囲がかなり広く、攻撃力も高い。
体格や服装は雑魚キャラクター・アンドレの流用だが、アンドレと同じ技は通常のパンチのみ。体当たりの代わりに突進パンチ、ネックハンギングツリーやパイルドライバーの代わりに相手をつかんで放り投げる技を使う。この投げ技は対空投げにもなっており、ジャンプしての攻撃を返す。アンドレのヒップアタックに相当する追い打ち攻撃は無いが、代わりに自分の体を赤くして攻撃力を上げる能力がある。
ゲームボーイアドバンス作品『ファイナルファイトONE』の戦闘前デモではコーディーに対し「俺をただのアンドレたちと一緒に見るな」と発言する。
ファミリーコンピュータ作品『マイティファイナルファイト』ではクイズで頭を鍛えており、「マッドギアのクイズ王」を自称する。それゆえ3面のボスとして登場した際の戦闘前にゲーム内容に関するクイズを出してきて、全問正解するとクレジットを1つ増やしてくれる(同時にキス攻撃も追加される)。ただし、5面の中ボスとして再登場したときは最初から攻撃を仕掛けてくる[注 1]
『ストリートファイター』シリーズ
『ストリートファイターZERO2』ではガイステージの背景に登場する。『ウルトラストリートファイターIV』でも連獅子姿で他のマッドギアメンバーとともに「Mad Gear Hideout」ステージの背景に登場する。
『V』ではマッドギア壊滅後もベイエリアを拠点としており、車の改造やスクラップを請け負う会社「ABIGAIL SCRAP METAL」の社長を務める。上腕にタイヤを巻き、ベルトには小さいタイヤをストラップとして付けるなど車好きという設定が追加され、ストーリーモードや対戦モードで戦った相手には車関連の勝利コメントをするのが特徴。従業員には『FF』に登場していた雑魚キャラクターのアクセル、J、ロキシーがいる。頭に血が上ると見境なく暴れまわるので、従業員から恐れられている。
『V』の本人の個別ストーリーモードは部下に車を貸したことを忘れ、車を無くしたと思い込み路上で泣き喚きながら車のエンジンの声真似をしている所に反応したキャラクターたちに次々と戦いをふっかけるというものになっている。「エンジンの雄叫び、魂の叫び」で泣き喚いているが、通りかかったキャラクターのほとんどはエンジンの音と思うことはなく、アレックスのみ「6.5リッター V8 ターボディーゼル」と的確に言い当てている。
後に『V』のシーズン3で追加されたコーディーやシーズン4で追加されたポイズンとルシアのストーリーモードにも登場する。
『FF』ではオランダ出身の設定だったが、パスポートを申請したところカナダ出身であったことが判明した[4]。『V』のモヒカンは真上から見るとカナダの国旗に描かれている「メイプルリーフ」の形をしている。
『V』でアビゲイルがシーズン2の追加キャラクターとして登場したときに同時に追加された「Metro City Bay Area」ステージは、『FF』でボスとして登場したステージがモデルになっている。このステージの左端には「ABIGAIL SCRAP METAL」の建物がある。また、ラウンドが進むにつれて時間帯が夜から朝になっていく。
『V』では格闘ゲーム史上、屈指の巨大なプレイヤーキャラクターとして登場させたいというコンセプトで作られた[5]。『ファイナルファイト リベンジ』を含めて、これまで3D化されたことがなかったのも選択理由の1つ[5]。『V』はシーズンごとのテーマに沿ったキャラクターが追加されているが、アビゲイルはそれとは別にディレクターの中山貴之が選ぶ「中山枠」として選出されている[6]。
主な登場作品
脚注
注釈
- ^ 日本国外版では3面のボスの時点で最初から戦いを挑んでくる。
出典
- ^ a b イーカプコン限定特典「STREET FIGHTER V ARCADE EDITION A Visionary Book II」22頁。
- ^ “キャラクター アビゲイル”. STREET FIGHTER V CHAMPION EDITION 公式サイト. 2022年3月31日閲覧。
- ^ イーカプコン限定特典「ストリートファイターV チャンピオンエディション スタイルガイド」121頁。
- ^ シャドルー格闘家研究所・活動報告書『キャラ図鑑097:アビゲイル』
- ^ a b 『ストリートファイター キャラクターメイキング』ボーンデジタル、2018年11月25日、18頁。
- ^ 『ストリートファイター キャラクターメイキング』ボーンデジタル、2018年11月25日、171頁。
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