エアウォッシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 03:22 UTC 版)
「NEW STYLE LAUNDRY AQUA」の記事における「エアウォッシュ」の解説
AQUAを人気商品に押し上げた最大要因の一つ。靴やぬいぐるみ、制服や枕といった、なかなか洗うことのできないものを、家庭内で手軽に除菌・消臭できるという機能である。注意すべき点は、あくまで洗えないものについて除菌・消臭を行うものであり、シミや汚れのように有水洗浄を必要とするものには効果がない。 水を使わない除菌洗浄コースを充実させているドラム式洗濯機はほかに、日立製作所のビッグドラムと三菱電機のムービングドラムしかない。どちらも除菌・消臭のために洗濯物に熱風をかけ、匂い成分を揮発させて(もしくはバクテリアを死滅させて)脱臭フィルターで漉し取るという方式をとるのに対し、三洋のエアウォッシュは、オゾンの高い殺菌力・浄化力によって洗濯物の軽い汚れや匂い成分を分解する。したがって、エアウォッシュ方式による除菌・消臭には、工程終了後に洗濯物を槽内に放置しておいても、匂い成分の逆戻りがほとんどありえないのに対して、日立の「ナノチタン消臭・棚乾燥」方式や三菱の「デオドライ」方式は、洗濯槽の温度が下がるにつれて、匂い成分が逆戻りする余地を若干残している(ただしいずれも、洗浄完了後ただちに取り出すならば、そのような懸念は避けられる)。 ただしAQUAについては、とりわけネット書き込みなどにおいて、「エアウォッシュでオゾン臭が付着する」といった批判的な指摘も間々なされている。特に2006年モデルでは、指摘された刺激臭が本当にオゾン臭だけなのか、つまり、30分では分解し切れなかったにおい成分が出て来ているのか(もしそうだとすればオゾン臭と混じっているのか)が問題視された。それを受けて2007年モデル(AWD-AQ2000)からは、ハイパワーコースによって、デオドラントをより強力に徹底させる方向でひとまずの改良が施された。 さらに、2009年モデル(AWD-AQ4000)では新型オゾン発生器の搭載により約30分から約15分に短縮され、さらに、「クイック消臭」なら約8分でスピード消臭できるように改良。 また、2008年モデル(AWD-AQ3000)の発売時には、ブーツなど筒状のものに効果的にオゾンをいきわたらせることができる専用部品「エアウォッシュ アタッチメント(SW-AIR-1)」を同時発売。このアタッチメントはAQ150/AQ3000だけでなく、どの世代のAQUAにも使用することができる。
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