ウォーダン・ユミル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 04:41 UTC 版)
「シャドウミラー」の記事における「ウォーダン・ユミル」の解説
Wodan Ymir 声:小野健一 初出は『OG2』。メイガスの剣と名乗り、ゼンガー・ゾンボルトと声やたたずまいが良く似た、仮面を被った謎の男。その正体はシャドウミラーの特殊部隊の一員で、「向こう側」におけるベーオウルフに対抗するため、ゼンガーのデータを基に造られたWナンバーである。仮面の下にはゼンガーと同じ顔を持つ。製造ナンバーは「W15(ダブリュー・ワン・ファイブ)」。 試作型のギムノス同様、デフォルトでは己を持たない非人格タイプで、ゼンガーの性格をそのままトレースした状態で仕上げている。そのため他のWシリーズとは違い感情が多少豊かであるが、精神を安定させるためにアースクレイドルで調整を行わなければならないという欠点もある。また、かなり頑丈らしく、コックピットにアルトアイゼンの「切り札」の直撃を受けたにもかかわらず平然としており、キョウスケを驚愕させた。 目的意識を啓発すべく「ゼンガーを倒せば真のメイガスの剣となる」と吹きこまれており、ゼンガーとの決着に執心したのはそれが理由。後にイーグレット・フェフがソフィアの意識をメイガスに接続したことがきっかけで、メイガスと定期的にリンクしているウォーダン自身にもソフィアに対する心情(ゼンガーのそれが転写されたものらしい)が芽生え、それを起点としてW15ではなく「メイガスの剣」たる「武人ウォーダン・ユミル」としての自分自身を確立する事に成功する。 ノイエDCとの決戦時にはアースクレイドル入り口の守備につき、ゼンガーの駆るダイゼンガーと壮絶な戦いを繰り広げた末に敗れ去る。最後はソフィアを開放すべく、捨て身の特攻を行い(『OGs』では「斬艦刀・星薙の太刀」で)イーグレットと量産型マシンナリー・チルドレンを道連れに死亡した。半壊した仮面の下に在った素顔はゼンガーと同じであった。その最期に対し、ゼンガーは彼を「メイガスの剣ではなく、ソフィアを護る剣」と評した。『OGIN』ではメイガスに組み込まれたソフィアを救出してゼンガーに託すと、マシンセルの制御が失われ崩壊していく機体と共に死亡した。 目的を「強敵との戦闘」一つに限定されており、潜入任務などは考えられていない。 搭乗機はスレードゲルミル。専用BGMは「THE GATE OF MAGUS」。
※この「ウォーダン・ユミル」の解説は、「シャドウミラー」の解説の一部です。
「ウォーダン・ユミル」を含む「シャドウミラー」の記事については、「シャドウミラー」の概要を参照ください。
- ウォーダン・ユミルのページへのリンク