アンテール【ｱﾝﾃｰﾙ】（野菜）
 | 登録番号 | 第4176号 |
| 登録年月日 | 1994年 12月 26日 | |
| 農林水産植物の種類 | いちご | |
| 登録品種の名称及びその読み | アンテール よみ：ｱﾝﾃｰﾙ | |
| 品種登録の有効期限 | 15 年 | |
| 育成者権の消滅日 | 2003年 12月 27日 | |
| 品種登録者の名称 | 茨城県 | |
| 品種登録者の住所 | 茨城県水戸市三の丸１丁目５番３８号 | |
| 登録品種の育成をした者の氏名 | 石塚由之 江面浩 雨ヶ谷洋 霞正一 | |
| 登録品種の植物体の特性の概要 | ||
| この品種は，「女峰」の葯培養によるカルス経由によって得られた変異系統で，花芽分化期，開花始期が早く，成熟期がやや早い，休眠性のかなり短い品種である。 草姿は立性，草丈はやや高，草勢はやや強である。葉色は濃緑，小葉の大きさは大，葉柄のアントシアニンの有無は無，ランナー数はやや多である。花柄長はかなり長，花柄の太さは太，切断の難易は中，花の大きさは中，花弁数（第１花）は５～８枚，花弁数（第２花以降）は５～６枚，花弁の離脱の難易は中，葯の大きさは中である。果実の大きさはやや小，果形は円錘，乱形果の形は双頭状，第１番果と第２番果の果形の差は中，無種子帯は少，果実の溝はかなり少，果皮の色は鮮赤，へた下の着色の難易はやや易，果実の光沢は良，そう果の落ち込みは落ち込み中，そう果のアントシアニン着色は中，がく片の着き方は離である。果実の硬さは硬，果肉色は鮮紅，果心の色は白，果実の空洞は小，可溶性固形物含量は高，酸度はやや高，果実の香りは中である。花芽分化期は早，開花始期は早，花（果）房当たり花（果）数は中，成熟期はやや早，季性は一季成，休眠性はかなり短である。 「女峰」と比較して，乱形果の形が双頭状であること，果心の色が白いこと等で，「はるのか」と比較して，花の大きさが小さいこと，果実の大きさが小さいこと，果形が円錘であること，果実の光沢が良いこと等で区別性が認められる。 | ||
| 登録品種の育成の経過の概要 | ||
| この品種は，茨城県園芸試験場（～平成元年：茨城県稲敷郡阿見町，２年～３年：茨城郡美野里町）において，昭和６１年に「女峰」の葯培養によって得られたカルスより２７変異系統の植物体を得，その後，特性検定を行いつつ選抜を重ね，３年に目標とする特性を有しているのを確認して育成を完了したものである。 | ||
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