アルトゥール・ルリエー
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アルトゥール・ルリエー(本名アルトゥール・セルゲイェヴィチ・ルリイェ Artur Sergeyevich Lur'ye 〔ロシア語:Артур Сергеевич ЛУРЬЕ 〕、1892年5月14日、スラウハラド – 1966年10月12日)はロシア出身の作曲家。1920年代には名実ともにソ連楽壇における指導的作曲家の一人として、スクリャービン後の前衛音楽の可能性を追究した。後にドイツ、フランス、アメリカ合衆国へと亡命し、ストラヴィンスキーの影響のもとに新古典主義音楽の信奉者となった。フランス時代にカトリックに帰依し、後半生にはアルテュール(=ヴァンサン)・ルリエ(Arthur[-Vincent] Lourié)と名乗った。代表作であり、草創期のグラフィック・スコアの一つと呼ばれる《大気のかたち Formes en l'Air 》がパブロ・ピカソに献呈されているように、ルリエは同時代の美術に通暁しており、改宗後のミドルネーム「ヴァンサン」は、ゴッホの洗礼名にちなんでいる。
- ^ ルリエーはブロークにおける「音楽」の問題について論文を書き、それは1922年の文集『射手』に掲載された[1]。このことを回想録に記した画家のユーリイ・アンネンコフはルリエー、ブロークの共通の友人であった。アンネンコフはルリエーは「筆も立った」と言っている。
- ^ J・アンネンコフ『同時代人の肖像 上』現代思潮社、1971年、P.38。
- 1 アルトゥール・ルリエーとは
- 2 アルトゥール・ルリエーの概要
- 3 再評価
固有名詞の分類
近現代の作曲家 | ゲオルギー・コニュス パヴェル・ボシュコヴェツ アルトゥール・ルリエー ヘルベルト・ヴィント ルース・ギップス |
フランスの作曲家 | ジャン・ユレ ルイーズ・ファランク アルトゥール・ルリエー ピエール・ド・マンシクール ミシェル・ランベール |
ロシアの作曲家 | ニコラス・ナボコフ ゲオルギー・コニュス アルトゥール・ルリエー ミハイル・グネーシン ヴラディスラフ・シューチ |
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