アナログ音声通信
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 07:27 UTC 版)
第1世代携帯電話・自動車電話・船舶電話・航空機電話が主なものである。周波数帯域利用効率が悪いため、デジタル方式への移行が進められている。日本では航空機電話が2004年3月にサービス終了したのを最後に、廃止されている。 1979年に、世界初の小ゾーンセルラ方式自動車電話が日本でサービス開始され、電子工学の進歩によって徐々に端末(電話機)が小型・軽量化して携帯電話となっていった。 FDD-FDMA方式で音声はFMのものの比較略称搬送波間隔(kHz)(インタリーブ)制御信号伝送速度(kb/s)特徴サービス開始利用地域・事業者NTT方式25 0.3 小ゾーンセルラー方式自動車電話として世界初のサービス開始 1979年 日本 : 日本電信電話公社 NTT大容量方式12.5 (6.25) 基地局に3セクターアンテナ使用。ハイキャップ (Hicap) とも呼ばれる。 1988年 日本 : NTTドコモとIDO・1999年3月廃止 NMT25 1.2 450MHz帯域を使用するものは、基地局あたりのサービスエリアが広いため人口密度が低い地域に向く 1981年 北欧・東欧・中東・ロシア AMPS30 (15) 10 基地局に6セクターアンテナ使用。AT&T・モトローラが提案 1983年 北米 : 2005年現在、需要の少ない地域での2Gのローミング用として使用されている。 NAMPS15 (7.5) TACS25 (12.5) 8 英国向けに搬送波間隔を変更 1984年 英国・フランス・スイス・スペイン・シンガポール・韓国・中国・香港・アフリカの一部 JTACS日本向けに上り下りの周波数を逆にし、55MHz間隔化 1989年 日本 : DDIセルラー・IDO、2000年9月廃止 NTACS12.5 (6.25) 1991年
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