アサマプチ【アサマプチ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第6166号 |
登録年月日 | 1998年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | アサマプチ よみ:アサマプチ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 3月 12日 | |
品種登録者の名称 | 加藤藤人 | |
品種登録者の住所 | 長野県佐久市長土呂1354-2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 加藤藤人 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「リツプ」に育成者所有の育成系統を交配して育成されたものであり,花は淡紫ピンク色のかなり小輪で,小ギク仕立ての切り花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈はやや高である。茎の太さは6.0~7.9㎜,色は褐,強さは中,縦じわは低,稲妻型屈曲は有,節間長は40~49㎜である。葉身長は100~124㎜,葉幅は75~99㎜,基部の形は凸形,先端部分の形は尖,一次欠刻は 0.70~0.89,二次欠刻の程度は高,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは平行する,表面及び裏面の色は緑,光沢度は中,厚さはやや薄,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は深裂しない,大きさは中である。つぼみの形は平,花房の形は平形,花の大きさは30~49㎜,舌状花の重ねは1.5列まで,舌状花数は20~59である。管状花数は200~399,分布は集中,全長は8.0~8.9㎜である。花弁の形は平弁,先端の形は歯状,外花弁の反り方は外反,花弁の長さは10~19㎜,幅は5.0~9.9㎜,外花弁の表面及び裏面の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202),外花弁の角度は上向き,花盤の色は黄緑色である。花たくの形は平らな円錐状,総ほうの大きさは20~29㎜,総ほう部から花頂部までの高さは10~19㎜,花首の長さは100~149㎜,季咲きの開花期は夏で,育成地(長野県佐久市)における自然開花期は8月中旬である。 「サトミ」と比較して,茎の稲妻型屈曲が有ること,花弁の形が平弁であること,花たくの形が平らな円錐状であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に出願者のほ場(長野県佐久市)において,「リップ」に育成者所有の育成系統を自然交雑させて得られた実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「アサマ リボン」であった。 |
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