わせじまん【ﾜｾｼﾞﾏﾝ】（食用作物）
 | 登録番号 | 第4174号 |
| 登録年月日 | 1994年 12月 26日 | |
| 農林水産植物の種類 | 稲 | |
| 登録品種の名称及びその読み | わせじまん よみ：ﾜｾｼﾞﾏﾝ | |
| 品種登録の有効期限 | 15 年 | |
| 育成者権の消滅日 | ||
| 品種登録者の名称 | 新潟県 | |
| 品種登録者の住所 | 新潟県新潟市新光町４番地１ | |
| 登録品種の育成をした者の氏名 | 佐々木行雄 阿部徳文 石崎和彦 東聡志 近藤敬 佐々木康之 竹内睦 星豊一 小出道雄 星野卓 市川儀夫 矢野一成 池善世 | |
| 登録品種の植物体の特性の概要 | ||
| この品種は，「長603 」に「北陸116 号」を交配して育成された固定品種であり，育成地（新潟県長岡市）における成熟期は極早生，葉いもち圃場抵抗性が強い水稲，粳種である。 草型は偏穂数型，稈長は中，稈の細太はやや細，剛柔は中，止葉の直立の程度はやや立，葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや短，穂数，粒着密度及び穂軸の抽出度は中である。穎色は黄白，ふ先色は黄白から黄，芒の有無と多少は無である。玄米の形は中，玄米の粒色は白，大小及び精玄米千粒重はやや小，見かけの品質は上の中，光沢はやや良，腹白の多少は極少，食味は上の下である。出穂期及び成熟期は極早生，障害型耐冷性は弱，穂発芽性及び耐倒伏性は中，脱粒性は難，収量は中である。穂いもち圃場抵抗性はやや強，葉いもち圃場抵抗性は強である。 「はつこしじ」と比較して，稈長が長いこと，穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性が強いこと等で，「ホウネンワセ」と比較して，止葉が立つこと，穂数が少ないこと，ふ先色が黄白から黄であること等で，「新潟19号」と比較して，玄米の粒色が白であること，障害型耐冷性が弱いこと等で区別性が認められる。 | ||
| 登録品種の育成の経過の概要 | ||
| この品種は，新潟県農業試験場（長岡市）において，昭和56年に「長603」に「北陸 116 号」を交配し，58年に雑種第２代で個体選抜，以後，系統育種法により選抜，育成された固定品種である。63年から生産力検定試験及び特性検定試験，平成２年以降「新潟32号」の系統名で奨励品種決定調査等の試験を行い，地域適応性を検討し，その特性を確認して育成を完了したものである。３年は雑種第10代である。 | ||
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