かほるこ【カホルコ】(食用作物)
登録番号 | 第11843号 | |
登録年月日 | 2004年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | かほるこ よみ:カホルコ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 新潟県 | |
品種登録者の住所 | 新潟県新潟市新光町4番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 阿部聖一、石崎和彦、重山博信、小林和幸、松井崇晃、星豊一、東聡志、川上修、竹内睦、大源正明、長澤裕滋、平尾賢一、樋口恭子、東澄子 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「関東154号(後の「サリークイーン」)」に「アキヒカリ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(新潟県長岡市)における成熟期は極早生、バスマティータイプの香りを有する水稲、粳種である。草型は偏穂重、稈長はやや長、稈の細太はやや細、剛柔はやや柔、葉身毛茸の有無と多少及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は長、穂数はやや少、粒着密度はやや疎、穂軸の抽出度はやや長、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は無、玄米の形は細長、大小は小、粒色は淡褐、色沢は中、精玄米千粒重は小、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良、香りは有である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は極早生、穂揃日数は中、穂発芽性は難、耐倒伏性は中、脱粒性は難、収量は少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型は+、穂いもちほ場抵抗性はやや強、葉いもちほ場抵抗性は中である。アミロース含量及び蛋白質含量は中である。「わせじまん」及び「ゆきの精」と比較して、稈長が長いこと、玄米の形が細長いこと、玄米に香りが有ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に新潟県農業試験場(現新潟県農業総合研究所作物研究センター、長岡市)において、「関東154号(後の「サリークイーン」)」に「アキヒカリ」を交配し、5年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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